株式会社1684の新たな取り組み
地域文化の価値を再発見
岩手県紫波町の酒蔵、吾妻嶺酒造店の酒粕を再利用したスキンケアブランド「1684 AZUMAMINE」を展開する株式会社1684が、地域教育機関との新たな連携を始めました。最近、MCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校との産学連携を発表し、地方の学生との協力による新たな価値創造が期待されています。
このコラボレーションでは、情報ビジネス科の授業において1684のSNS運用が取り入れられ、学生たちは実地で広報活動を学ぶ機会を得ることになります。この実践的な経験を通じて、学生たちは企業の広報スキルを身につけ、卒業後の就職活動に役立てることができます。学生と企業の双方にとって、有意義な成長が期待されるこの取り組みは、地域の文化と産業への理解を深めることにも寄与します。
新たな卸先の拡大
また、1684は新たな卸先として、トリートメントサロン「sitoa」と、フラワー&ガーデン「ホテル森の風 鶯宿」を加えました。これにより、地元の方々や観光客が「1684 AZUMAMINE」の製品に触れる機会が増え、地域経済の活性化にもつながると考えられています。場所はそれぞれ岩手県紫波町の「オガール」内と、岩手郡雫石町の自然豊かなホテルで、どちらも地元の魅力を感じられる環境にあります。
酒粕の新しい可能性
「1684 AZUMAMINE」は、伝統的な酒粕を現代の生活に適した形で提供することによって、地域の文化と美容を融合させる革新的なアプローチをとっています。この新しいブランドは、親しみやすさと品質の高さが認められ、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。美しいデザインとともに、地域文化のストーリーを伝える姿勢が評価されています。
さらに、酒粕に含まれる成分とその潜在的な美容効果について、美容皮膚科医の監修を受けた専門記事も発信されるなど、教育活動とも結びついています。これは地域の資源を活かし、その価値を高めるための取り組みの一環としても重要です。
地域文化と若者育成のシナジー
「1684」は、地域の酒文化に基づくブランドを展開し、これに教育機関との連携を加えることで、若い人材を育てる新しい共創モデルを構築しています。さらに、地域に根ざしたビジネスを展開することは、地域の未来を担う人材育成にも寄与します。この産学連携の試みは、企業、学生、地域社会が一体となり、共存共栄の道を拓くものといえるでしょう。
今後も1684は、この取り組みを進化させながら、地域の文化を大切にしつつ、新たな価値創造に挑み続けます。そして、この活動が地域経済や文化、教育に良い影響を与えることを目指しているのです。
【会社概要】