ユニセフハウスが聴覚障がい者への配慮を強化！展示体験の新たな可能性

ユニセフハウスの新しい取り組み

2025年10月31日、東京にて開催されるデフリンピックを前に、聴覚障がいに対する理解が深まり、共生社会の実現に向けた取り組みが進んでいます。その一環として、公益財団法人日本ユニセフ協会は、聴覚障がいのある方々が安心して「ユニセフハウス」を利用できるよう、情報保障の強化を図りました。この取り組みでは、展示体験を通じて、世界のさまざまな子どもたちの現状を広く知ってもらうことを目指しています。

ユニセフハウスの魅力

「ユニセフハウス」は、東京都港区に位置し、「世界の子どもと出会う場所」をテーマに掲げています。紛争や貧困、その他の困難に直面する子どもたちの現状を伝える展示が行われており、子どもの権利やSDGs（持続可能な開発目標）についてもわかりやすく紹介されています。毎年、約1万人に上る来場者が家族連れや学生を中心に訪れ、子どもたちの権利について考える貴重な機会を提供しています。

新しい取り組みの具体例

今回の施策は、誰もが等しく展示を体験できるようインクルーシブな環境を作ることを目的としています。以下が具体的な取り組み内容です。

- 筆談ボードの設置：受付や案内時に筆談での対応が可能となり、聴覚障がい者とのコミュニケーションが円滑になります。

- 音声認識アプリの導入：音声をテキストに変換するアプリによって受付や案内を支援します。

- 音声ガイドのテキスト版の提供：音声ガイドの内容を文字で読むことができるため、視覚的な支援が得られます。

- 指差しコミュニケーションツールの導入：簡単なやり取りを視覚化し、コミュニケーションをサポートします。

- 聴覚障がい対応ワークショップの実施：聴覚障がいを持つ方々を招き、ボランティアガイドとともに展示を案内することで、円滑なコミュニケーションを促進します。

安心して訪れることができる未来

これらの取り組みを通じて、聴覚障がいのある方も不安を感じることなく、ユニセフハウスの展示を体験し、世界の子どもたちの現実を知る機会が得られます。ユニセフハウスは、全ての人が安心して訪れることができる展示施設を目指し、今後もアクセシビリティ向上に努めていきます。

ユニセフハウスに行こう

「ユニセフハウス」はJR品川駅から徒歩7分の場所にあります。多種多様な体験型の展示を通じて、多様な世界の子どもたちと出会うことができます。ユニセフハウスで子どもたちの権利について感じ、考えてみませんか？詳細は公式ウェブサイトをチェック！

ユニセフハウスの詳細はこちら

〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12

開館時間：月～金曜日、第2・第4土曜日 10:00～17:00

祝祭日、年末年始を除く

ユニセフとは

ユニセフ（UNICEF：国際連合児童基金）は、すべての子どもたちの権利と健やかな成長を促進するための国連機関です。現在、約190の国と地域で活動し、特に困難な状況にある子どもたちへの支援に力を入れています。これらの活動は、すべて個人や法人からの寄付に支えられています。詳細はこちらを参照してください。