焼酎蔵のウィスキー
2021-06-24 09:00:03
焼酎蔵が挑むウィスキー造り。霧島から新たな味わいを
焼酎蔵が新たな挑戦、ウィスキー造りへの道
鹿児島県霧島市に位置する黄金酒蔵は、昭和24年から焼酎づくりを続けている老舗の酒蔵です。長年培った技術と独自の製造法を駆使して、今、新たにウィスキーの製造に挑もうとしています。これにより、国産ウィスキーの可能性を広げ、世界に向けて新しい商品を発信することを目指しています。
焼酎造りの技術を活かしたウィスキー
黄金酒蔵は、「美味しく安心して飲める」、「体に優しい焼酎造り」という理念を掲げ、これまでさまざまな製造法を採用してきました。例えば、遠赤焙煎仕込法やPH値転換蒸留法、さらに独自の芋麹を用いた焼酎作りなど。この技術を生かし、今度はウィスキーの製造に挑戦しています。
同蔵のウィスキーは、霧島山系のふもとから湧き出る天然水を用い、独自の原酒を製造。霧島の山々に囲まれた横川と、鹿児島湾に面した国分敷根の2つの蔵で熟成させる計画です。それぞれの土地が持つ特徴を生かし、異なる風味のウィスキーを生み出すことを目指しています。特に、焼酎造りで培った蒸留技術を活用し、フルーティで鮮やかな味わいを楽しめるウィスキーを製造することが期待されています。
進行中のクラウドファンディング
黄金酒蔵は、ウィスキー造りのための設備導入資金を調達するため、クラウドファンディングも実施しています。このプロジェクトは「鹿児島霧島市の焼酎蒸留所を発展させ、ウィスキーも作れる総合蒸留所へ」と銘打たれており、2021年6月11日から8月8日までの期間に展開されました。
クラウドファンディングでは、ウイスキーニューボーンなどのリターンを提供しています。このプロジェクトは地域の産業を活性化する重要な一歩となり、参加することで新しいウィスキー誕生の一翼を担うことができます。興味がある方は、是非プロジェクトサイトを訪れてみてください。
未来への期待
ウィスキー製造の確立は、黄金酒蔵にとって大きな飛躍のチャンスです。2022年春には新たに蒸留所を稼働させ、2025年にはウィスキーの販売を目指しています。霧島の土地が生み出す自然の恵みを感じながら、ぜひ彼らのウィスキーにご期待ください。
このように、焼酎蔵が新たな挑戦を通じて創り出すウィスキーは、霧島の魅力をさらに引き立てることでしょう。これからの進展に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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アットスター株式会社
- 住所
- 東京都千代田区内神田1-8-9
- 電話番号
-
03-5288-8550