SEKIYA RESORTが新たに始める「改善サミット」とは
2025年9月、別府に本拠を置くSEKIYA RESORTが新たな社内活動「改善サミット」を始めることを発表しました。この取り組みは、全社員が主体的に業務改善に取り組むことで、組織全体の成長を促進することを目的としています。
名称に込められた思い
「改善サミット」という名称には、社員それぞれが自分の業務を見直し、より良い方法を模索し、その結果を共有する場という意義が込められています。「改善」は今のやり方を少しずつ良くしていくプロセスを意味し、「サミット」はみんなで集まり、学び合うための重要な場を指します。これにより、小さな工夫が実際の業務に反映され、全員がより良い業務を追求できる仕組みが生まれます。
具体的な活動内容
参加する社員は、「お客様の案内をよりスムーズにする」「客室清掃の効率を上げる」「材料のロスを減らす」など、個々に改善テーマを設定します。これに基づいてアイデアを考え実行し、改善ステップを経て、結果や考察をスプレッドシートやチャットツールを通じて共有します。このプロセスにより、他の社員の工夫や改善事例を学び取ることができ、業務の質を向上させるだけでなく、社内の連携も強化されます。
PDCAサイクルの促進
この取り組みの最大の特徴は、PDCAサイクルを短期間で継続的に実施することにあります。毎日30分を「改善専用の時間」として確保し、通常の業務から切り離して改善に専念します。これにより、小さな改善が積み重なり、結果として大きな成果へつながることが期待されています。
社員と組織の成長の促進
「改善サミット」を通じて、社員は「自分はできる」という自己効力感を高めることができます。また、チーム全体では「一緒にやれば達成できる」という組織の一体感を育むことが期待されます。さらに、全員の取り組みを可視化することにより、異なる部門や役職の社員同士が学び合う環境が整えられ、高い成果を生む基盤が作られます。
SEKIYA RESORTの成長とサービス向上
SEKIYA RESORTは、この「改善サミット」を通じて、社員一人ひとりの成長を後押しし、同時にサービスの質や顧客満足度を向上させることを目指しています。今後もこのような革新的な取り組みを続け、「旅で世界とヒトを明るくする」という企業理念に向かって一歩一歩着実に進んでいく姿勢を貫いていきます。
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SEKIYA RESORT
企業の背景
株式会社関屋リゾートの代表取締役、林太一郎氏は120年以上の歴史を持つSEKIYA RESORTを率いています。彼は、大分・別府において独自のデザイナーズ旅館を導入することで革新を続け、入社時の売上からなんと30倍以上の成長を遂げました。現在は市内に3つの旅館・ホテルを運営し、その一つである「SEKIYA RESORT Galleria Midobaru」は数々のデザイン賞を受賞したアートホテルとしても知られています。今後のSEKIYA RESORTのさらなる発展と「改善サミット」から生まれる新たな成果に目が離せません。