高円寺の新名所、「阿波おどり石像」初公開
東京都杉並区の高円寺に位置する日蓮宗長善寺で、2023年7月4日に新たに設置された「阿波おどり石像」が地域の注目を集めています。この石像は、新型コロナウイルスの終息を願って制作され、その姿は阿波おどりの踊り子たちをモデルにしたものです。
石像の詳細
設置されたのは長善寺の境内で、訪れた人々を温かく迎えています。赤門をくぐってすぐ左手に位置するこの石像は、男踊りと女踊りの姿をリアルに再現しており、どちらも約170センチの高さを誇っています。
男踊りは、法被姿で右手にうちわを持ち、頭には手ぬぐいを巻いています。その中腰のスタイルは、踊りの力強さを表現しています。一方、女踊りは浴衣姿で、編笠をかぶり手甲や下駄を身につけた凛とした立ち姿が特徴です。この二つの石像は、阿波おどりの伝統的なポーズを忠実に再現し、訪れる人々にその魅力を伝えています。
阿波おどりの魅力と長善寺の役割
高円寺は「東京高円寺阿波おどり」として知られ、徳島が発祥の地である阿波おどりは日本の伝統的な祭りとして人気を誇ります。長善寺がこの石像を設置したのは、芸能が人々の心に「充足感や幸福感」をもたらし、より良い社会を実現する一助となると考えたからに他なりません。大澤住職は「この考えに共感してくださる方は、ぜひ長善寺を訪れ、阿波おどり石像を見て、一緒に写真を撮ってほしい」とコメントしています。
拝観情報と撮影について
「阿波おどり石像」の拝観は無料で行われており、開門時間は毎日午前8時から午後5時まで。石像の前での撮影も大歓迎ですが、触れることや立ち入り禁止エリアでの撮影はご遠慮ください。長善寺は、2023年8月26日から27日には4年ぶりとなる「第64回東京高円寺阿波おどり」の開催も予定しており、これに合わせて男踊りのイラスト入りのご首題(朱印)も販売しています。
アクセスとお問い合わせ
日蓮宗長善寺の場所は以下の通りです。
- - 住所: 東京都杉並区高円寺南2-40-50
- - アクセス:
- JR「高円寺駅」南口より徒歩10分
- 東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」より徒歩8分
- 東京メトロ丸の内線「東高円寺駅」より徒歩10分
- - 拝観時間: 午前8時~午後5時(年中無休)
- - 入場料: 無料
- - ご首題(朱印): 午前10時~午後4時まで(昼食時間あり)、1枚1000円
興味を持たれた方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。新たな名所である「阿波おどり石像」を通して、地域の文化と伝統を感じることができるでしょう。