AGBIOTECHグループ、BioJapan2024に出展
AGBIOTECH株式会社(東京都港区、代表取締役社長:中西隆允)は、2024年10月9日から11日まで横浜のパシフィコで開催される「BioJapan 2024」に出展します。このイベントは1986年から続く、歴史あるバイオテクノロジー展であり、再生医療や健康技術をテーマとした展示会と同時開催となります。多くの国内外の企業や研究機関が参加し、グローバルなオープンイノベーションが推進されます。
出展内容の詳細
AGBIOTECHは、特にLEDライトを活用したミズゴケの人工栽培に注目しています。使用するのは京セラ株式会社が提供する「CERAPHICいきもの電球」です。一般的なLEDに比べ、CERAPHICの電球は紫色LEDと赤・緑・青色の光体を組み合わせた技術を誇ります。これにより、ブルーライトを抑えつつ、高い演色性(Ra97)を実現しており、太陽光の色彩を忠実に再現できます。
さらに、AGBIOTECHは背丈20cmほどの矮性イネ『京のゆめ』の栽培にも取り組んでいます。この品種は生育期間が約3カ月であり、通常のイネの生育期間に比べ2~3倍も早い特徴があります。植物工場での立体栽培に適しており、環境の影響をほとんど受けずに穀物を生産する可能性があります。この技術は、世界の食糧危機の解決に向けた重要なステップとされています。
今後の展開
AGBIOTECHは、今後も独自の技術と京セラのLEDライトを活用し、持続可能な農業の実現を目指します。特に、椎名植物工場などとのコラボレーションを通じ、環境変化に左右されない生産方法を確立し、食糧生産の新たなモデルを構築していく意向です。
「BioJapan 2024」では、ミズゴケや矮性イネに関する最新の研究成果が発表される予定で、多くの来場者にその成果を直接お伝えできる良い機会と考えています。AGBIOTECHグループは、この展示を通じて、他の研究者や企業とのパートナーシップを築き、さらなるイノベーションを促進していく予定です。
関連情報
京セラ株式会社 - CERAPHICいきもの電球
京セラ株式会社
未来食研究開発センター
今後の発展に目が離せないAGBIOTECHグループの挑戦を、是非会場でご確認ください。