リケンNPRが新たに再生可能エネルギーサービスを導入
リケンNPR株式会社(本社:東京都千代田区)は、環境にやさしい企業運営を目指し、2025年1月24日に東北電力株式会社との間で新たなオフサイト型コーポレートPPAサービスの導入契約を締結しました。この契約により、風力発電所からの再生可能エネルギーを利用した電力供給が始まります。
オフサイト型コーポレートPPAサービスとは
オフサイト型コーポレートPPA(Power Purchase Agreement)サービスは、小売電気事業者である東北電力が、需要家の敷地外にある風力・太陽光発電所から再生可能エネルギーを購入し、供給するシステムです。コーポレートPPAは企業が自らの電力需要を再生可能エネルギーで賄うための手法として、近年注目を集めています。
今回の契約では、株式会社森風パワーが運営する風力発電所2基から発電された電力が、東北エリア内のリケンNPRグループ15事業所に供給されます。これにより、年間約8,300トンのCO2を削減できると見込まれています。
サステナビリティへの取り組み
リケンNPRグループはサステナビリティを企業の主要経営項目として掲げており、2050年までに事業活動におけるCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。この新しいサービスの導入は、その一環として位置づけられています。再生可能エネルギーの積極的な導入に加えて、省エネ活動やエネルギーの置換など、多角的な取り組みを進めていく方針です。
地域との共生と発展
大森建設株式会社もこのプロジェクトに参加しており、地域との共生を重視した活動を続けています。同社はこれまでも地域密着型の風力発電所の運営を通じて、地域貢献を行ってきました。風力発電所の開発を推進することにより、さらなる地域発展も見込まれています。
長期的な安定性の確保
本プロジェクトの資金調達は、株式会社秋田銀行をアレンジャーとするプロジェクトファイナンスを通じて行われます。この取り組みにより、事業の長期的な安定性が確保される見込みです。
環境への配慮を加速
東北電力は、環境意識の高まりを受け、多様な「グリーンエネルギーソリューション」を提供することで、企業顧客に対するCO2排出量削減をサポートします。今回のリケンNPRとの提携により、地域社会におけるカーボンニュートラルの実現にも貢献していく方針です。
リケンNPRの新たな取り組みが、持続可能な未来に向けた一歩を踏み出すきっかけとして期待されています。