神戸学園のタブレット導入
2020-05-15 18:01:30

新型コロナ対策で神戸学園が3411台のタブレットを配布し教育環境を強化

新型コロナ対策の一環としてのタブレット導入



新型コロナウイルスの影響を受け、多くの教育機関が授業をオンラインに切り替えています。そんな中、学校法人神戸学園が取ったのは、全国で初となる大規模なタブレット端末の導入です。3041台ものタブレットPCを短期間のうちに全学生に配布し、ITC環境の整備を実現しました。

タブレット導入の背景



最近の動向として、大学や専門学校がオンライン授業を積極的に展開していますが、学生の中には自前のスマートフォンで授業を受ける人も少なくありません。その場合、画面サイズが小さく、情報が見づらいことから、学習効果が疑問視されています。このような状況において、神戸学園は学生一人ひとりが快適に学び、より良い学習環境を提供する方法を模索していました。

そこで注目されたのが、タブレット端末です。神戸学園は、緊急事態宣言が出される前の4月に、全校生徒へのタブレットの配布プロジェクトをスタートしました。この先進的な取り組みは、単なる一時的な対応ではなく、長期的な教育向上を目指したものです。

導入プロセスの苦労



タブレット端末の調達には多大な努力が必要でした。初めに商社や業者に依頼したものの、在庫が無いという予想外の事態に直面します。しかし、神戸学園は状況を打破するために、多様なルートを駆使し、さまざまな機種を組み合わせる方法を選びました。WindowsタブレットとApple iPadを導入し、全生徒に3411台を確保することに成功しました。これにより、すべての学生が授業を受けるための統一されたハードウェアを手にすることができました。

教育水準の維持と向上



新型コロナウイルスの影響は一時的なものかと思われますが、これから先、再度の流行が起きる可能性も否定できません。そんな中でも、神戸学園は学生たちが質の高い教育を受けられる環境を作ることが最も重要であると考えています。本取り組みは、教育水準を確保するだけでなく、さらに高めることを目指したものです。

神戸学園は、今後の新型コロナウイルスや他の緊急事態に対しても、教育機関としての責任を果たし、日本及び地域社会の発展に貢献する姿勢を維持していく考えを持っています。

学校法人神戸学園の特徴



学校法人神戸学園は、アートカレッジ神戸や神戸動植物環境専門学校、神戸学園高等過程の3つの学校で構成されています。今年で55周年を迎える同法人は、日本の少子高齢化や人口減少問題の解決にも取り組んでいます。外国人労働者の育成や、日本人の専門技術者を育てるため、柔軟にカリキュラムを設計し、学生たちに必要な知識や技術を学ぶ機会を提供しています。

今後も神戸学園は、教育の未来を見据えつつ、学生たちのために全力で支援し続けるでしょう。

会社情報

会社名
学校法人 神戸学園
住所
神戸市東灘区向洋町中1-15
電話番号
078-857-3005

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