岡山大学が国際学生インターンシッププログラムを実施、未来の研究者育成に貢献

岡山大学、国際学生インターンシッププログラム成功裏に終了

岡山大学の高等先鋭研究院が運営する惑星物質研究所が、2025年8月に三朝国際学生インターンシッププログラム（MISIP）を開催しました。このプログラムは、国際的な視野を持つ研究者の育成を目的としており、学生たちに貴重な経験を提供しました。

懇談会と意見交換

プログラムの一環として、学長の那須保友氏との懇談会が8月4日に行われ、インターン生8名と大学院生11名、合わせて19名が参加しました。参加者は、自身の研究成果についての発表や、惑星物質研究所での生活などについて意見を交わしました。

那須学長は、参加者それぞれの発表に対して的確なアドバイスを行い、自身の留学経験を踏まえた見解を述べました。懇談会はリラックスした雰囲気で進行し、意見交換後も交流を楽しむ場面が見られました。参加者の一人は「他の研究者との交流を通じて自分の研究の重要性を実感できた」と語り、大学院生との連携の重要性を再認識したようでした。

成果発表会と送別会

プログラムの最終日である8月7日には、研究成果発表会が行われ、インターン生たちは約6週間の研究活動の結果を報告しました。この発表は研究所の教員や他の研究者を前に行われ、多くの実践的な知見が得られた模様です。

さらに、修了式と送別会では、宇宙物質研究所の芳野極所長が修了証書とオリジナルの記念品を贈呈しました。学生たちは最後の挨拶を交わし、指導教員や仲間たちとの思い出を共有しました。

例えば、オランダのVrije University of Amsterdamから参加した修士1年のVeerle Donkerさんは、このプログラムを通して日本の文化や自然にも触れることができ、人生の友人を得ることができたと感謝の言葉を述べました。

今後の展望

岡山大学は、来年度以降もこの国際学生インターンシッププログラムを継続して実施する意向を表明しています。同大学は、地域と世界を結ぶ研究の拠点として、さらなる活動を展開する予定です。

このプログラムを通じて育成される研究者たちが、将来的には惑星科学の分野で国際的に活躍することを期待されています。岡山大学の取り組みに、今後も注目していきましょう。