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水野太貴氏の著書『会話の0.2秒を言語学する』が、いよいよ8月27日に発売されます。この本は、これまでの言語学書とは一線を画し、言語オタクの視点から日常生活に潜む言語の奇跡を探求しています。この革新的な試みは、多くの読者の期待を背負って重版が決定しました。
『会話の0.2秒』、その内容とは?
本書では、会話における「返事までの0.2秒」で何が起きているのかを深掘りしています。平均的な会話のスピードを考えると、実に短いこの時間に、私たちの頭の中ではたくさんの情報処理が行われています。この瞬間がどれほど重要かを言語学の観点から解説しています。
水野氏によると、この0.2秒の間に、どれほど高度な駆け引きやコミュニケーションの奇跡が起きているのかを掘り下げています。具体的には、「食べログ」のレビューやお笑い、さらには日銀総裁の会見、人気漫画の魅力を通じて、言葉の背後に潜む「意図」と「感情」に迫ります。
今井むつみ氏の推薦!
著名な言語学者である今井むつみ氏からの推薦コメントも注目されています。「水野さんだからこそ見える言語の本質がある」という言葉は、彼の視点がどれほど独特であるかを物語っています。彼は研究者ではなく、言語オタクとしての経験を生かし、難解な概念をわかりやすく伝えている点が評価されています。
著者の心の思い
水野氏は、1年半前に掲げた「30歳になるまでに単著を出したい」という目標を見事に達成しました。社交を控え、言語学を深くリサーチした成果を基に、自らの思いや言語学の魅力を等身大の言葉で綴っています。彼によると、本書は「これまでの著作とは全く異なる一冊」とのこと。手に取る価値が十分にあります。
また、印税は「言語学の大学院生への奨学金」として還元する考えも示リ、自己の成長だけでなく、次世代への支援を目指しています。
目次を一部紹介
- - まえがき
- - 第一章 コミュニケーション上手になるための「語用論」
- - 第二章 ことばには