東京都清澄白河にある古民家カフェ「no mark. Cafe」が、なんと9月13日にリニューアルオープンしました。このカフェは、世界初のビー玉を使ったピタゴラ装置が設置されており、訪れる人々に新たなエンターテインメント体験を提供しています。
「no mark. Cafe」は、清澄白河の歴史的な古民家を改装し、内部全体に軒並みマーブルマシンが設置されています。この装置は、ビー玉が階段を転がり、さまざまな動きを見せながら、まるでその場を観光しているかのような没入感を与えます。カフェの設立に関わったのは、株式会社照應堂やPLAN35株式会社、特定非営利活動法人コロコロ研究所、関口貴人建築設計事務所など、各分野の専門家が集まっている結果です。
このリニューアルは、「ミライ カフェ プロジェクト」の一環として進められています。ペースが早く変わる時代の中で、ただの飲食スペースの枠を越えた、新しい価値の創出を目指しています。オンラインショッピングや体験が主流となっている今、来店したくなる場所の重要性が再認識されており、このカフェではその考えを基に新しいアイデアや収益モデルを探る取り組みが行われています。
リニューアルの主なポイント
1.
集まる場から行動の起点へ
店内にはピタゴラ装置がフル活用され、訪れたお客さまが清澄白河の観光名所を知るきっかけともなる新しい体験が提供されます。2階から1階へ、そしてその逆へビー玉がスムーズに移動する様子は、まさにエンターテインメントの極み。
2.
古民家の良さをより引き出したおしゃれな空間
温もりのある木の素材感を残しつつ、色やデザインを統一することで、スタイリッシュで洗練された雰囲気のカフェへと進化しました。
3.
2階のカフェスペース利用開始
これまで1階のみの運営でしたが、2階もカフェスペースとして開放することで、より多くのお客様に快適に過ごしていただけるようになります。仕事をしたい方や友人と語らう場を求める方に応じた空間を提供します。
今後の展望
このリニューアルを一期のスタートとして、地域の空き家を再生しながら、日本文化を世界に発信するためのカフェモデルの展開を目指しています。また、ビー玉カフェの魅力を他の店舗へ送客することで、その仕組みを「リアルアフィリエイト」とし、次世代カフェのモデル確立を図る予定です。
ミライ カフェ プロジェクトについて
このプロジェクトでは、カフェが持つ集客やコミュニティ形成の機能を進化させ、新たな役割を付加する実証実験が行われています。次世代カフェとしての可能性を追求し、デジタル化の進展の中で、あえて来たい、再訪したいと思わせるような価値を見出すことが目的です。
「no mark. Cafe」は清澄白河に新たな顔を持つカフェとして、これからも地域とともに成長し続けることでしょう。店長兼バリスタの山口誠司さんは、コーヒーから得た知識を生かし、新しい体験をお客さまに提供するべく日々研鑽を重ねています。このように、ただの飲食の場を超えた、魅了される空間が清澄白河には広がっています。まだ訪れていない方は、ぜひこのユニークなカフェを体験してください。きっと新しい発見が待っています。