船橋市で着工された新冷凍冷蔵物流施設
2026年2月2日、千葉県船橋市において、東京建物株式会社と三井物産都市開発株式会社が共同で進めるマルチテナント型冷凍・冷蔵物流施設『T-LOGI船橋南海神』の着工が発表されました。この施設は、2027年10月に完工を予定しており、急成長する食品系EC市場への対応を目指しています。
冷凍物流施設の現状と背景
近年、冷凍・冷蔵物流施設は荷主企業が自ら開発するケースが多く、賃貸型の冷凍・冷蔵施設は少数派でした。しかし、冷凍食品市場の拡大や、既存の冷凍・冷蔵施設が老朽化する中で、賃貸ニーズは高まりつつあります。また、物流の効率化やコールドチェーンネットワークの再構築が求められていることも、今回の新施設建設の動機です。東京建物と三井物産都市開発は、こうした流れに応えるために冷凍・冷蔵物流施設を含む賃貸物流施設の開発を進めています。
立地と利便性
『T-LOGI船橋南海神』は、京葉道路の「船橋IC」からわずか0.6キロ、東関東自動車道路の「湾岸市川IC」からも約4.6キロと、都心へのアクセスが非常に良好です。東京の中心から約20キロの距離に位置するため、消費地への短時間配送が可能です。このように、複数の高速道路を利用できる交通条件は、都市近接型物流に適しており、首都圏全域への配送にも柔軟に対応できます。また、船橋市は約65万人の人口を擁するため、テナント企業にとっても雇用の確保が図りやすい立地です。
高機能な冷凍冷蔵倉庫
本施設は延床面積約3,100坪を誇り、1階と2階には温度変更可能な倉庫が設置され、温度帯は-25℃から+5℃まで幅広く対応します。このため、冷凍・チルド・生鮮食品など、多様な商材の保管が可能となり、様々な事業者のニーズに応えられます。さらに、12基のシェルターには高い外気遮断性を持つエアシェルターが採用され、荷役時の温度変動を最小限に抑える設計となっています。
環境への配慮
環境問題が重要な今日において、本施設は自然冷媒(CO2)を使用した冷凍・冷蔵設備を導入し、電力の使用量削減にも寄与します。また、屋上には太陽光パネルを設置し、自家発電・自家消費することにより、環境への負荷を低減する努力をしています。これにより、建物環境評価のCASBEE Aランクの取得も見込まれています。
職場環境の整備
また、本施設は従業員向けの休憩室を3階に設けており、快適な職場環境の実現にも配慮しています。物流業界の変革が進む中、働きやすい環境の整備も重要な課題となっています。
新たな冷凍・冷蔵物流施設『T-LOGI船橋南海神』の着工は、EC市場の要請に応えるだけでなく、地域経済にも貢献すると期待されており、今後の動向が注目されます。
物件概要
- - 竣工予定: 2027年10月
- - 所在地: 千葉県船橋市南海神一丁目1896番地9他
- - 交通アクセス:
- 京葉道路「船橋」ICまで約0.6km
- 東関東自動車道路「湾岸市川」ICまで約4.6km
- JR京葉線「二俣新町」駅徒歩約23分
- - 延床面積: 10,320.62㎡(約3,121坪)
- - 設計・施工: 東洋建設株式会社
この新冷凍冷蔵物流施設は、食品系EC市場の拡大の一翼を担い、地域に新たな価値を提供することでしょう。