飛騨高山・五色ヶ原の森が、令和5年にオープン
岐阜県高山市に位置する乗鞍山麓の五色ヶ原の森が、5月20日にオープンします。この広大な自然エリアは、中部山岳国立公園の南端に広がる約3,000haの森林地帯で、様々な木々や草花が見られるほか、乗鞍岳を源とする多くの渓流や滝が点在しており、四季を通じて訪れる楽しみが尽きません。訪れる人々は、雄大な自然の中でのハイキングやトレッキングを楽むことができ、その魅力を存分に体感できます。
エコツーリズムの先駆け
五色ヶ原の森では、自然環境や植生の保護を考慮して、入山には必ずガイド(森の案内人)の同伴が必要です。これにより、来訪者が安全に自然を楽しむことができるだけでなく、環境教育の一環として森の生態系や野生動物について学ぶ機会も提供されています。入山は事前の予約制となっており、入山料も必要です。開山期間は5月20日から10月31日までです。
多様なコース
五色ヶ原の森には、さまざまな特徴をもった6つのコースがあります。特にロングコースが3つ、ショートコースが3つ用意されており、それぞれ異なる魅力があります。
ロングコース
1.
カモシカコース:
この6.7kmのコースでは、乗鞍岳中腹の斜面をトラバースしながら、様々な滝や豊かな森を歩きます。柱状節理が見られる青垂の岩壁で、自然のダイナミクスを実感できます。
2.
シラビソコース:
7.3kmのこのコースでは、湿原や池、滝といった多様な環境を巡回し、季節ごとの自然の変化を楽しめます。特に雌池や雄池の水位変化は興味深いポイントです。
3.
ゴスワラコース:
6.4kmのコースで、貴重な原生林や地形の形成過程を観察しながら、山の歴史を感じ取ることができます。
ショートコース
1.
シラビソショートコース:
シラビソコースの一部を簡単に体験できる4.4kmのコース。
2.
雌池布引滝コース:
手軽に布引滝と雄池を見られる2.0kmの最短コース。
3.
久手御越滝コース:
案内センターを出発し、久手御越滝まで往復する3.4kmのコースです。
豊かな自然との触れ合い
五色ヶ原の森は、訪れるすべての人に自然とのつながりを感じさせてくれる場所です。ガイドと共に森を歩くことで、自然の素晴らしさやその保護の重要性を五感で体感できます。これまでのエコツーリズムの成功例として、豊かな自然環境の保全部を目的とした施策があるこの場所をぜひ訪れて、お楽しみください。
申込方法と料金
五色ヶ原の森のツアーは、電話、メール、またはインターネットから予約可能です。その際の料金は、ロングコースが10,700円~、シラビソショートコースが10,200円~、雌池布引滝コースが9,500円~、久手御越滝コースが6,100円~です。高山市民や小人、高齢者には割引が適用されます。興味のある方は、公式サイトから詳細を確認するか、直接連絡してみてください。豊かな自然の中で、忘れられない体験をお楽しみいただけることでしょう。