パーソルホールディングスが受賞した特別賞とは
2024年、日本の企業界に大きなメッセージを発信したのは、パーソルホールディングス株式会社です。「はたらいて、笑おう。」という理念を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが高く評価され、一般社団法人日本取締役協会が主催する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2024」で特別賞・東京都知事賞を受賞しました。これは、G(コーポレートガバナンス)、S(社会)、E(環境)の観点から実績が認められたことを示しています。
ダイバーシティの推進
同社の特筆すべき取り組みの一つが、ダイバーシティの推進です。特に女性の活躍に力を入れ、現在、パーソルホールディングスの女性管理職比率は34.5%に達しており、グループ全体での女性採用比率は50%以上と高水準です。このような実績は、質の高い人材を確保し、企業の持続的成長に寄与しています。また、男性に対する育児休業の取得促進に向け、2025年度までに100%の達成を目指しています。ユニークな施策として「おむつ替え講習会」や「選手権」を開催し、男性の育児参加を促す取り組みも行っています。
環境への取り組み
環境への配慮も同社の重要な柱です。気候変動を受けて再生可能エネルギーの導入を進めており、2023年4月には本社ビルの全使用電力を再エネ化しました。また、東京都が推進する「特定テナント等事業者」の認定においても優良事業者(AA)の評価を受けており、東京都の施策に貢献しています。これにより、企業として環境問題に真摯に向き合っている姿勢を示すことができています。
持続可能な成長への投資
パーソルホールディングスは、持続可能な成長を目指し、その基盤としてコーポレートガバナンスの強化に注力しています。グループビジョンの実現に向けて、より良い働き方の提供を通じて社会課題の解決を図っています。これは長期的な企業価値の向上にも寄与し、さらなる社会的信用獲得につながるでしょう。
企業概要
1973年に創業したパーソルホールディングスは、人材派遣や人材紹介など、人と組織に関わる様々なサービスを展開しています。2008年には共同持株会社としてテンプホールディングスを設立し、2017年には現在の社名に変更。東京証券取引所プライム市場にも上場しており、2024年3月期の売上収益は1兆3,271億円に達する見込みです。
未来へのビジョン
「PERSOL(パーソル)」というブランドは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として位置づけられ、2030年には100万人のより良い“はたらく機会”を創出することを目指しています。同社は多様な事業やサービスを通じて、はたらく人々のニーズに応え、社会全体の可能性を広げることに貢献しています。これからもパーソルホールディングスの活動から目が離せません。