菱田蒸溜所が新商品「ニューボーン Prelude2.5」を発表
鹿児島県大崎町に位置する菱田蒸溜所が、2025年7月15日に新商品「ニューボーン Prelude2.5」を発売することを発表しました。この製品は、同社のウイスキー事業の一環で、短熟の原酒を使用した魅力的な一品です。
菱田蒸溜所の成り立ち
菱田蒸溜所は、1901年に創業された天星酒造の一部門として2022年に設立されました。焼酎蔵から発展したこの蒸溜所は、名水百選に選ばれた「普現堂湧水源」の超軟水を用いて、ウイスキーを製造しています。大隅半島の温暖な気候で育まれたこのウイスキーは、豊かな風味が特徴です。
ニューボーン Prelude2.5の特徴
この新商品は、熟成期間が3年未満とされる短熟のウイスキーを使用していますが、圧倒的な特徴が魅力です。バーボンやシェリーカスクでの熟成原酒と、独自の製法で作られた「チョコレートバーレイ」を使用し、長濱蒸溜所のチーフブレンダーである屋久佑輔氏監修のもと、慎重にブレンドされています。
【テイスティングコメント】での表現によると、色は深みのある琥珀色。アロマでは、バニラや蜂蜜を思わせる豊かな樽感と、シェリー樽由来の華やかな香りが感じられます。また、心地良いフローラルなアクセントとフルーティーなニュアンスが共存しており、香ばしいアロマはコーヒーやモカ、ナッツを連想させる複雑さを持っています。
商品詳細
製品情報は以下の通りです。
- - 商品名: 菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude2.5
- - 原材: モルト(イギリス産、ドイツ産)、グレーン(国産)
- - アルコール度数: 47%
- - 内容量: 700ml
- - ボトリング本数: 3,000本
- - 希望小売価格: 5,000円(税別)
このウイスキーは、九州南国での熟成による力強さや繊細さが絶妙に溶け込み、深みとコクを併せ持った味わいとなっています。特に、ソーテルヌ樽熟成原酒が独特のアクセントを加えており、複雑な余韻が楽しめます。
さらなる挑戦に向けて
天星酒造株式会社は「菱田蒸溜所」の設立以来、国内外の消費者に愛される蒸溜酒を製造することを目指して挑戦を続けています。3代目社長の松永貞雄氏が、さらなる発展を遂げることに注力しています。
「ニューボーン Prelude2.5」は、これからの季節にふさわしい、深い味わいを楽しむことができる一品。ぜひ、多くのウイスキーファンにその魅力を堪能してほしいと願っています。