美十の勇士、世界最高峰で日本初の2連覇を達成!
京都名菓の名を持つ株式会社美十のシェフパティシエ、的場勇志が率いる日本代表チームが、2025年1月にフランス・リヨンで開催された洋菓子コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025」で優勝し、日本初の2連覇を成し遂げました。この快挙は、競争が激しい国際舞台での日本の和菓子文化の存在感を一層際立たせるものです。
大会の概要と日本の成果
「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は1989年に設立された、世界最高峰のパティスリーコンクールである。2年に一度行われ、各国の予選を勝ち抜いた選手たちが腕を競い合います。今年は18か国が参加し、総合テーマ「National Heritage」に基づき、各国の文化を表現した作品を披露しました。日本代表チームは、フランスやマレーシアといった強豪を抑え、見事に栄冠を手にしました。
日本文化を表現した作品
日本代表チームのテーマは「Land of the Rising Sun日出ずる国」、彼らは日本特有の文化を強く反映させた作品作りを行いました。アメ細工、チョコレート細工、氷彫刻を駆使した作品では、太鼓奏者や歌舞伎、相撲をモチーフとし、日本の祭を再現。作品は力強さと躍動感に満ち、多くの観客を魅了しました。観客との一体感を大切にし、参加型のパフォーマンスも取り入れられ、全てが日本文化の象徴となりました。
チームワークと技術力
적으로、日本代表チームが持っていた強みは「チームワーク」と「技術力」です。各メンバーはそれぞれの得意分野を持ち寄り、信頼関係を築きながら挑戦し続けました。特に、的場が担当したアメ細工や新ルールの「ショーショコラ」では、書道や忍術を取り入れたエンターテインメント性が評価され、多くの観客を驚かせました。
的場勇志シェフの情熱
的場勇志シェフは、京都で生まれ育ち、製菓業界に進むことを決意。自身の技術を磨くため、多くのコンクールに挑戦し、5度目の挑戦でこの大会の日本代表となりました。彼の作品は、日本の伝統である富士山や麻の葉文様を取り入れた最中で、特別な風味と食感を追求したもの。優勝が決まった瞬間は、これまでの想いや喜びがあふれ、涙を流したといいます。
未来への展望
的場シェフは今後、若いパティシエたちを支援し、彼らの夢を後押ししていきたいと考えています。「将来の大会に挑むための背中を押す役割を果たしたい」と語る彼は、今後の活躍が大いに期待されます。
株式会社美十は、京都の伝統を重んじつつ、新たな挑戦を続ける企業です。「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」や「京ばあむ」を製造・販売しており、その製品は多くの人々に愛されています。今後も、彼らの動向から目が離せません。