freeeカードUnlimited、大規模なビジネスの現金管理を一新する新サービス開始

freeeカードUnlimitedが新機能「共有リアルカード」を提供開始

フリー株式会社が法人向けコーポレートカード「freeeカードUnlimited」に新たに「共有リアルカード」の機能を追加しました。このカードは、店舗やチームごとに発行でき、従業員が複数人で使用できるようになっています。この新システムの導入によって、特に多拠点でのビジネスを行う法人において、従来の現金管理や経費立替に伴う煩わしさが大幅に軽減されることでしょう。

現金管理と立替経費の課題

小売、飲食、医療福祉業界など、多店舗展開を行っている企業にとって、小口現金の管理や従業員による経費の立替は日常的な業務となっています。これに従事する経理担当者は毎日、現金管理や精算に追われ、業務が煩雑化していました。さらに、従業員が異動した際にはカードの再発行が必要となり、管理側にも経営側にも大きな負担がかかっていました。この度の「共有リアルカード」は、その解決策を提供します。

ナンバーレスのセキュリティ強化

新しい「共有リアルカード」は、店舗やチーム単位で利用できるため、個別の現金立替や経理業務が不要となります。特に、退職や異動があった場合でもカードを引き続き使用できるため、再発行を行う必要がなく、カードの利用停止期間も発生しません。このことは、経理と現場の両者にとって大きなメリットです。さらに、カードのデザインにはナンバーレス仕様を選ぶことができ、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。

経理業務効率化の具体的な活用事例

この新機能は、多拠点ビジネスを展開する法人に特に重宝されています。たとえば、株式会社リビングハウスでは、法人カードの利用明細とfreee会計がリアルタイムで同期されることにより、月次決算が10日間も短縮され、迅速な経営判断が可能になりました。飲食業の株式会社AJドリームクリエイトでは、経費精算の煩わしさが軽減されており、不明なカード明細の確認がeasyになりました。また、医療法人社団焔では、経理担当者が未提出の領収書を回収する「回収ツアー」から解放され、プロジェクト推進に充てる時間が創出されています。