医薬品Web発注システム「Order-epi®」の進化
近年、医療現場における効率化が切望される中、株式会社メディパルホールディングス(東京都中央区)は、連結子会社の医薬品卸企業4社を通じて、「Order-epi®」という医薬品Web発注システムに新機能を追加しました。これにより、医療機関や調剤薬局は在庫状況をより簡単に把握でき、業務プロセスの改善が期待されています。
現状の課題
医療機関や調剤薬局が直面する課題の一つは、多くの医薬品の在庫を適切に管理し、迅速な発注業務をこなすことです。特に、発注手続きが完了した後に希望の品が手配できない場合、その後の代替品を探す作業がダブって発生し、業務の効率を阻害していました。この「後追い作業」を軽減することが、医療従事者にとって大きな問題となっています。
新機能の概要とその利点
新しく追加された「Order-epi®」の機能には、以下の3つの大きなメリットがあります:
1.
リアルタイム在庫確認
発注画面内で管轄するエリア・ロジスティクス・センター(ALC)の在庫状況が即座に把握できるため、必要な薬剤がすぐに確認可能です。
2.
代替品選択の容易さ
希望の商品が在庫切れの際も、直感的な操作でスムーズに代替品選択画面に移れるため、業務が中断されにくくなります。
3.
業務完結の実現
発注作業が終了した段階で業務が完結するため、入荷可能性の確認や再手配の手間が省け、ストレスのない環境が提供されます。
この新機能により、医療機関や調剤薬局は発注時に必要な作業を全て完結させることができ、確実な納品手配が可能となります。
将来の展望
メディパルグループは、今後もこのシステムを通じて、医療機関や調剤薬局が抱える在庫管理の負担を軽減し、患者へのサービス向上を目指しています。「Order-epi®」の進化により、将来的には必要な薬が自動的に届くようなシステムの実現を視野に入れています。これには、出庫データを用いた需要予測や自動発注システム「PRESUS®」の導入が含まれています。
これらの取り組みは、医療従事者が患者に十分な時間を割けるような業務環境の整備に寄与し、結果として医療の質が向上する期待が高まっています。今後、メディパルグループは革新的なシステムの展開を続け、医療業界における独自の存在感を示していくことでしょう。