SEIMEI、生成AIアクセラレーションプログラムに参加
SEIMEI株式会社は、PKSHA Algorithm Fundが運営する生成AIアクセラレーションプログラム「IGNITE」に採択されました。このプログラムは、開発チームを有し生成AIを活用したサービスの立ち上げを目指すスタートアップ向けに設計されています。特に、資本調達額が10億円未満の企業が対象となるため、SEIMEIにとって大きな飛躍のチャンスとなることでしょう。
プログラムの概要
IGNITEプログラムは2024年12月15日から2025年3月15日までの3ヶ月間にわたり運営され、最終審査会は2025年3月末頃に予定されています。主催はPKSHAアルゴリズム事業有限責任組合で、株式会社PKSHA Technologyや株式会社松尾研究所が協力してこのプログラムを進めています。
SEIMEIのCEO、津崎桂一氏は「保険業界は2027年に11年ぶりの法改正を控えており、私たちもその変化にいち早く対応する必要があります」と述べ、自社の保険プラットフォーム「ソリシター君」にAIを実装する重要性を強調しています。
SEIMEIの「ソリシター君」について
「ソリシター君」は、保険代理店に複数の保険会社情報を一括で検索できる機能を提供し、保険見込客に個別相談を無償で提供するプラットフォームです。また、2027年の保険業法改正に対応するために、AIを活用したコンプライアンス管理ツールも開発予定で、さらには保険商談を自動化するAIエージェントの提供も見込まれています。
このサービスは国内保険業界の経常収益が78.4兆円に上る中、特に営業費として6.63兆円を必要とすることから、生成AIが保険業界のデジタルトランスフォーメーションを加速する鍵となるでしょう。
経済状況と今後の展望
国内保険業界は新たなビジネスモデルの創出が求められる中、SEIMEIの取り組みはまさに時代の要請に応えるものであります。また、PKSHA Algorithm Fundは国内外のAI関連企業に投資を行っており、高い成長が期待される分野への支援を強化しています。
津崎氏は「私たちのビジョンは、全ての人々に最高の保険体験を届けることです。このプログラムを通じて、そのための確固たる道筋を確認し、保険業界全体をより良い方向へと導いていく所存です」と力強く語ります。
まとめ
保険業に関する新たな取り組みとして、SEIMEIの生成AIアクセラレーションプログラム参加は業界に新風を吹き込みます。今後の進展から目が離せません。