からくり時計展の魅力
2025-10-17 15:37:26

開館30周年を迎えたわらべ館が開催するからくり時計特別展の魅力

わらべ館開館30周年特別展の魅力



鳥取県鳥取市にある童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム「わらべ館」は、開館30周年を祝して特別展「はまなす団監修 からくり時計の世界 -時を彩る総合芸術-」を2025年11月2日から約1か月にわたり開催します。この展覧会は、からくり時計が持つ日本の技術や文化的な価値を再発見することを目的としており、入場無料です。展示期間中には、ギャラリートークやミニシンポジウムも行われ、参加者がからくり時計の魅力を深く学ぶことができる機会が提供されます。

からくり時計の歴史とその魅力



からくり時計は、1980年代から1990年代にかけて日本経済と共に大いに栄えた文化的な象徴です。特にバブル期には自治体が公共投資を行い、全国各地で次々に設置されました。現在も地域のシンボルとして親しまれ、多彩な演出を可能にするその魅力に多くの人々が惹きつけられています。しかし、設置数は2000年代以降の再開発や劣化、維持管理の課題によって減少し、現在は約400基弱までと、かつての面影は薄れてきました。

特別展の見どころ



本展は、からくり時計の専門団体「はまなす団」の監修のもと、全国から205点のからくり時計を集めた作品群を展示します。特に注目すべきは、約3メートルの大型時計や、アーティストによる独創的な作品まで多彩です。展示される作品としては、1995年から稼働しているわらべ館のシンボル的なからくり時計をはじめ、地域に根ざした文化的な背景を持つ作品が並びます。

主な展示作品の紹介


  • - わらべ館からくり時計: 1995年に設置されたこの時計は、毎時正時に音楽と共に人形が動き、来館者を迎え入れます。音楽は地元音楽家の作曲によるもので、毎回異なる物語のキャラクターが登場します。
  • - 機械式7セグ時計: セグメントを用いて機械的に数字を表示する革新的な作品。500個以上のパーツを使用し、静かな動作音で滑らかな数字の表示を可能にしています。
  • - 閻魔大王からくり人形: 地獄の審判時に怒りの表情を浮かべる閻魔大王を1/2スケールで再現し、見る人々にインパクトを与えます。
  • - たけのうち幼稚園からくり時計の人形: 地元の幼稚園で長年親しまれてきたが老朽化しており、復活プロジェクトが進行中です。

これらの作品はすべて、からくり時計の多様性と文化的な価値を象徴しています。また、展示以外にも、はまなす団によるギャラリートークやシンポジウムが予定されており、幅広い観客層に向けての「からくり時計」の魅力を深く理解できる機会が設けられています。どのイベントも、参加者は事前申込みが必要ですが、楽しむためのプラットフォームが整っています。特に若い世代に再注目されるからくり時計の文化は、今後の日本においても重要な位置を占めることでしょう。

展覧会の詳細情報


  • - 会期: 2025年11月2日(日)~2025年12月5日(金)
  • - 場所: わらべ館エントランスホール(〒680-0022 鳥取県鳥取市西町3丁目202)
  • - 料金: 無料
  • - 開館時間: 9:00~17:00
  • - 休館日: 11月19日(水)

この特別展を通じて、伝統的なからくり時計に新たな視点がもたらされ、多くの人々に感動を与えることでしょう。わらべ館での貴重な体験をお見逃しなく。


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会社情報

会社名
公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館
住所
鳥取県鳥取市西町3丁目わらべ館
電話番号
0857-22-7070

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