自律型AIエージェント
2024-10-23 16:52:27

富士通が自律型AIエージェント「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を発表

富士通が新たに世に送り出す「Fujitsu Kozuchi AI Agent」



近年、さまざまな業務での生成AI活用が進展する中で、多くの企業が抱える課題も浮き彫りになっています。AIの構築には卓越した専門的な知識が必要不可欠であり、そのために多大な時間やコストがかかってしまう現状があるのです。加えて、単一のAIモデルだけでは多くの問題に完全に対応することが難しく、期待していた成果を出せないことがしばしば観察されます。

このような背景から、富士通は「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を開発しました。このAIエージェントは、人々と協力しながら自律的に思考し、組織やプロジェクトの一員として現場での業務に深く参加できることを特徴としています。具体的には、適宜情報を共有し、施策を提案することでユーザーが新たな知見を得て、創造的な活動を促進します。

「Fujitsu Kozuchi AI Agent」は、独自開発のプロセスロジックをもち、人々の抽象的質疑から本質的な課題を見いだし、そこから解決すべきタスクを生成します。次に、そのタスクをこなすための戦略を練り、その計画を実行するための最適なAIを、富士通が培ってきた生成AIの技術にもとづいたシミュレーションによって複数選出します。この選択肢には、当社が提供するセキュアなプライベート環境内での大規模言語モデル「Takane」や、高度な機械学習モデルを迅速に作成する「Fujitsu Kozuchi AutoML」、さらに他社の多様なAIも含まれています。

例えば、会議に参加するAIエージェントが、自動的に必要な情報を収集し、参加者の発言をもとにデータ分析を行います。「アジア地域の売上が昨年の半分になっているようだ」という発言を受け、エージェントは売上データを解析した後、グラフでその結果を示すことができます。「昨年度と今年度の地域ごとの売上額を比較したグラフがあります。これを見る限り、アジア地域は昨年比54%の地盤沈下が見受けられます」といった具体的で的確な内容を自律的に示し、会議の円滑な進行を助け、効果的な結論を導き出す助力をし続けます。

今後、富士通は「Fujitsu Uvance」の「Work Life Shift」を中心に、さまざまな業務専用の会議AIエージェントを強化していく方針です。生産管理や物流、マーケティングなど、さらに多くの分野においてもAIエージェントの利用が拡充されていきます。このように、AIエージェントが多様な業務に浸透することで、顧客のビジネスがさらに効率化されることを目指しています。

また、富士通は「Beyond Chat」という新たな視点を掲げ、お客様がAIエージェントを意識することなく、ビジネス変革の恩恵を享受できる世界を構想しています。この進展は、単に技術革新にとどまらず、社会全体に持続可能な価値を提供することを目指しています。関連リンクやSDGsに対する貢献内容についても、積極的に情報発信を行い、意義ある取り組みを広めています。

商標について


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富士通は、持続可能な未来の実現に向けて引き続き努力してまいります。


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会社情報

会社名
富士通株式会社
住所
神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
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