TROCCOのデータアクティベーション機能がさらに進化した理由とは
株式会社primeNumberは、最新のアップデートで自社のクラウドETL「TROCCO」における「データアクティベーション」機能を強化しました。この機能は、企業が収集したデータを他の各種サービスと連携させ、実業務での利用を促進するものです。
ユーザー主導のデータ連携
この新機能では、ユーザー自身が簡単にデータの収集や送信を行える「カスタムコネクタ」が大きな特徴です。これにより、企業は自社のニーズに合ったデータ連携を自由に設計できるようになります。特に、ローコード開発環境が提供されるため、専門的なプログラミングの知識がなくても容易に操作ができます。
また、primeNumberが掲げるビジョン「ビジネスの力に変えるデータ」のもと、企業はデータをビジネス価値に変える手助けを行ってきました。実際、企業がデータを業務で利用するためには、収集、連携、活用というプロセスが重要となります。この戦略に基づき、TROCCOはデータ収集と送信の機能を段階的に向上させてきました。
機能拡充の背景
TROCCOでは、これまでにも様々なコネクタを提供しており、特にデータの収集面では多くのサービスとの連携が可能です。新たに導入された「Connector Builder」機能は、ユーザー自身が転送元だけでなく転送先のコネクタも開発できるようになり、これによってデータアクティベーションがさらに多様化しました。
今後、広告オーディエンス向けに提供されるコネクタも増える予定で、Google、Yahoo!、LINEなどとの連携が2025年には実現します。これにより、企業はマーケティング戦略をデータに基づいて計画しやすくなります。
実用例のバリエーション
TROCCOが目指すデータ活用のユースケースとして、いくつかの分野での応用が考えられています。例として、人事業務であれば社員マスタからHR系のSaaSへ従業員情報を一括で操作することで、業務効率を向上させることが可能です。
続いてプロダクト開発においては、プロダクトの利用ログを元に分析し、自動的に課題を管理ツールに起票することができます。これにより、開発チームはリアルタイムでの課題管理が可能になります。営業やカスタマーサポートの業務でも、リードスコアや顧客情報をTROCCOで連携し、データを基にした迅速な意思決定が実現します。
株式会社primeNumberのビジョン
primeNumberは、データテクノロジー企業として、社内のデータとAIを成長のエンジンとして位置付けています。2015年に設立され、東京都品川区に本社を置く同社は、クラウドETL「TROCCO」やAIデータプラットフォーム「COMETA」の開発・運営を通じて、企業のデータ活用を支援しています。これにより、企業はより良い意思決定を行い、成長を加速させることができるのです。
TROCCOの進化により、企業がデータを活用する新たな可能性が広がります。今後も続く機能強化や新たなサービスの提供に注目です。