新時代の駅情報
2009-06-25 11:01:03

交通新聞社が発表したデジタルサイネージ『駅情報ボード』の導入と実証実験

交通新聞社が新たに開発した『駅情報ボード』とは?



交通新聞社は、駅利用者に向けた新しい情報提供手段として、タッチパネル式の大型ディスプレーを搭載した『駅情報ボード』を開発しました。このデジタルサイネージ端末は、駅発時刻表や駅構内図を瞬時に確認できる便利なツールです。

『駅情報ボード』の特長



『駅情報ボード』は、46インチの液晶ディスプレーを使用しており、タッチパネル式の操作が可能です。DIRECT FLASH技術を用いたユーザーインターフェイスにより、利用者は直感的に情報を検索し、閲覧することができます。さらに、おサイフケータイ(R)を使うと、専用の携帯サイトにも簡単にアクセスできるため、スマートフォンを持っている利用者にとっても非常に便利です。

主な機能には以下の内容が含まれています。
  • - 時刻表:発車時刻や列車名を分かりやすく表示した「駅発時刻表」と、縦型の「列車時刻表」を組み合わせた形式により、目的の列車を容易に見つけることができます。
  • - 駅構内図:トイレやエレベーターなど必須の施設を点滅表示することで、迷わずスムーズに利用できます。
  • - 路線図・運賃表:仙台駅からの運賃や駅名の読み方を迅速に確認できます。
  • - 駅周辺地図:周辺の銀行やホテルといった施設をすぐに検索し、拡大・縮小もワンタッチで行えます。

これらの機能は、DNPによって制作された筐体を通じて提供され、コンテンツ表示システムの構築はビズライト・テクノロジーが行います。また、周辺地図のデータはゼンリンデータコムから供給されます。

JR仙台駅での実証実験の開始



この『駅情報ボード』は、7月17日から株式会社ジェイアール東日本企画と共に、JR仙台駅2階のコンコースで実証実験を開始します。ここでは、12台の大型ディスプレーが連携したデジタルサイネージ『トールビジョン』も同時に設置され、JR東日本の商品の情報や人気車両の映像を表示します。また、情報端末を通じて、時刻表や駅周辺地図の閲覧が可能です。利用者が求める情報をタッチパネルで簡単に探し出すことができ、映像で紹介された商品についての詳細も得やすくなっています。

実証実験の詳細


  • - 設置場所:JR仙台駅2階コンコース(ステンドグラス横)
  • - 情報提供時間:午前7時から午後10時(状況により変更可)
  • - 実験期間:2009年7月17日から2010年6月末までの予定

今後の展望



交通新聞社は、今後2009年下期から『駅情報ボード』の機器及び表示システムを販促・レンタルで提供する計画です。このような新たな情報システムを導入することで、2010年度以降の全国の交通機関や公共スペースへの展開を目指しています。

交通機関の利便性向上を背景に、駅や空港、ショッピングモールでの効果的な広告メディアとしても位置づけられています。この『駅情報ボード』は、利用者に迅速かつ正確な情報を提供し、より便利な移動を実現することが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社交通新聞社
住所
東京都千代田区麹町6丁目6番地麹町東急ビル3F
電話番号
03-5216-3931

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