農業とAIの革新
2024-08-08 14:12:04

キリンの新しい挑戦:衛星データとAIで農業の未来を拓く

キリンの新しい挑戦:衛星データとAIで農業の未来を拓く



キリンホールディングス株式会社は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社と共に設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」を通じて、農業技術の革新を目指すスタートアップ「サグリ株式会社」に出資を決定しました。この出資は、食糧安全保障や農業の持続可能性をテーマにしたもので、特に気候変動に対する対応が求められる現代において非常に重要な動きといえるでしょう。

サグリ社の取り組み



サグリ社は、兵庫県に本社を構え、2018年に岐阜大学から起業された企業です。会社のビジョンは「人類と地球の共存を実現する」ことであり、農業従事者や関連業界の課題に対して衛星データとAI技術を駆使したソリューションを提供しています。農地区画化や土壌分析など、自治体向けのソリューションを提供し、農家にとって実需のある技術を開発しています。その結果、営農の効率が向上し、環境負荷の低減にも寄与しています。

さらに、サグリ社はカーボンクレジットの発行を通じて、農家の収益向上を支援し、気候変動対策としても大きな役割を果たしています。これにより、彼らは国内外の農業における持続可能性を促進し、健康的な食糧供給の確保へとつなげています。

KIRIN HEALTH INNOVATION FUNDの意義



「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」は、ヘルスサイエンス関連の先端技術や新たなビジネスモデルを持つスタートアップ企業への投資を行っており、短期的な成果だけではなく、中長期的な価値創出を目指しています。サグリ社のような企業との連携は、キリングループが展開する食と健康に関連した事業の強化を意味します。

キリンホールディングスは、特に自然資本を重視しており、サグリ社とのコラボレーションを通じて、農地由来の温室効果ガス削減や可視化の取り組みを進めています。このような技術革新は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や企業の社会的責任(CSR)にも貢献するものです。

未来に向けて



今後、サグリ社のデータプラットフォームは、国内農業の発展だけでなく、東南アジアやアフリカ、南米の農家の収益向上にも寄与することが期待されています。環境に配慮した農業の実現、土壌診断による施肥の適正化、これらすべてが持続可能な未来に向けた重要なステップです。

キリンは、「食と康」の新しい喜びを広めるため、引き続き革新的な技術との連携を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。私たちの健康と地球環境が一体となって成り立つ、そんな未来を見据えた取り組みに今後も目が離せません。


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会社情報

会社名
キリンホールディングス株式会社
住所
東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス
電話番号
03-6837-7000

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