伝統工芸を未来につなぐセミナーの開催
石川県の文化や伝統工芸を未来に繋げることを目的としたセミナー「いしかわ WORK&暮らし方セミナー第2回」が、令和6年12月4日(水)に開催されます。このセミナーでは、工芸に関する専門家やプロフェッショナルが登壇し、地域に密着したPRやブランディングの視点から、伝統工芸の可能性やビジネスへの展開について議論します。
セミナーの趣旨と背景
このセミナーは、石川県への移住を促進する「いしかわ『第二のふるさと』推進実行委員会」が主催し、地域の魅力を広く発信することを目指しています。石川県は江戸時代に浴びた加賀百万石文化が色濃く残る場所であり、国指定の伝統的工芸品が多数存在します。しかし、全国的に見ても伝統工芸品の生産は減少傾向にあり、石川県もその影響を受けています。
特に今年1月に発生した能登半島地震や9月の豪雨災害によって、地元の伝統工芸に大きな影響が出ています。これは貴重な技術や文化が損なわれる可能性があり、地域の活性化や復興に向けた新しいアイデアが求められているのです。
セミナーの内容
本セミナーでは、以下の内容に基づいて進行されます。
1.
工芸ディレクターによる講演
工芸ディレクターの原嶋亮輔氏が、「伝統工芸の魅力を世界へ」というテーマで講演します。彼は、古道具や古民芸を現代の暮らしに合わせた形で発信し、職人との信頼関係を大切にしています。彼自身の移住体験や、金沢での取り組みを通じて、伝統文化と持続可能な製品作りの重要性を語ります。
2.
地域PR・ブランディングの重要性
次に登壇する手島シークリンデ氏は、地方での起業に必要な地域PRやブランディングについて触れ、商業的な視点からも伝統文化の価値を広める方法を考察します。彼女の経験から、仕事と子育てを両立させるアクティブな生活スタイルの提案も期待されます。
3.
参加者との交流会
セミナーの最後には、参加者との交流会が設けられ、直接質問や意見を交わせる貴重な時間となります。この時間を通じて、地域に興味を持つ方々とのつながりを深める機会が得られます。
参加方法と詳細
セミナーはオンラインとオフラインの両方で実施され、スタジオ観覧の方々も募集しています。オフライン参加を希望する方は、事前に条件を確認し、申し込みを完了する必要があります。参加費は無料ですが、スタジオ参加には定員があり、応募者多数の場合は抽選となります。
セミナーの詳細や申し込みについては、下記のリンクからご確認できます:
この機会に、石川県の伝統工芸や地域の魅力を再発見し、新たな可能性を見つけてみませんか?
次回予告
「いしかわ WORK&暮らし方セミナー第3回」は、2025年2月上旬に『石川県で目指せる!ゲームクリエイター・プログラマーへの道』をテーマに開催予定です。興味のある方はぜひこちらもご参加ください。