ZenGroupとDHL、提携の意義
2024-11-19 10:29:45

越境EC企業ZenGroupとDHLが温室効果ガス削減で提携した意義

越境EC企業ZenGroupがDHLと提携



2024年11月18日、大阪府大阪市に位置するZenGroup株式会社は、国際エクスプレスの大手、DHLジャパン株式会社と新たな取り組みを開始しました。この契約は、輸送時の温室効果ガス排出量を削減するための「GoGreen Plus」というサービスに関わるものです。この契約により、ZenGroupがDHLを利用して送付する荷物においては、全ての輸送で温室効果ガスの排出を軽減する措置が取られます。

ZenGroupの取り組み



ZenGroupは、越境ECの支援を行う企業であり、さまざまなサービスを展開しています。具体的には、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」やサブスクリプションサービス「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」などがあります。これまでに600万点以上の商品を175か国に発送し、日本の魅力的な製品を海外へと発信してきた実績があります。今回の提携は、環境への配慮を重視した活動の一環とされています。

契約締結の特筆すべき点は、温室効果ガス排出削減を施す「GoGreen Plus」が、クライアントに追加料金なしで提供されるということです。ZenGroupは、これらの費用を全額負担することで、クライアント企業の負担を軽減しています。

持続可能な航空燃料「SAF」の導入



「GoGreen Plus」は、飲食店や家庭から排出される廃食油、さらにトウモロコシやサトウキビなどのバイオマスを原材料とした持続可能な航空燃料(SAF)を利用します。このことにより、輸送時に発生する温室効果ガスを大幅に削減することが可能になり、業界全体において環境問題への対策を実現する新しい輸送手段として注目されています。SAFの導入により、一般的な航空燃料に比べライフサイクル排出量が最大で80%削減されるとのことです。

企業の環境意識



この提携に際し、両社の代表者は、気候変動がもたらす影響に真摯に向き合うことの重要性を語っています。DHLジャパンの菅野氏は、特に国際的な事業を展開する企業にとって、環境配慮がますます求められていると強調し、ZenGroupの取り組みを支援できることを喜ばしく思っていると述べました。また、ZenGroupの代表であるスロヴェイ氏も、環境に配慮した輸送手段が今後の越境ECのスタンダードになると期待を寄せています。

未来への期待



ZenGroupはこれからも、日本の商品を世界中に届けるプロセスの中で環境負担の軽減に努めていく意向を示しました。この取り組みは、越境ECにおけるビジネスモデルの革新だけでなく、日本企業の国際的なプレゼンス向上にも繋がると期待されています。サステナビリティを重視することで、企業としての社会的責任を果たしながら、越境ECを通じた新たな可能性を広げていくことでしょう。

ZenGroupについて



ZenGroup株式会社は、海外向けサービスとして「ZenMarket」や「ZenPlus」などを運営し、現在250万人以上の会員を抱えています。今後の展開により、越境EC市場における日本のシェアを広げることを目指しています。

持続可能な未来の構築に向けて、企業としての役割を果たすZenGroupの動きは、業界の注目を集めています。環境を意識したビジネスモデルが、新しい標準となる日も近いかもしれません。


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会社情報

会社名
ZenGroup株式会社
住所
大阪府大阪市中央区瓦町1丁目7-7大阪堺筋Lタワー
電話番号
06-4560-4070

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