UK P&Iクラブは、南北アメリカ地域を担当する新たなシニア・バイスプレジデントとしてKyle Lochridge氏を任命したことを発表しました。この人事は、同クラブの成長戦略を強化し、同地域でのプレゼンスを向上させるための大きな一歩です。
Kyle Lochridge氏は、これまでP&I保険業界で豊富な経験を積み重ねてきました。特に、Aon Risk Solutions社に13年間在籍し、Marine National Practice Groupのバイスプレジデントとしての職務を経て、Lockton社にてバイスプレジデント(アカウント・エグゼクティブ)を務めていました。その経歴は、UK P&Iクラブにとって心強い資産となることでしょう。
新たなポジションに就任したKyle氏は、UK P&Iクラブの経営陣と緊密に連携しながら、南北アメリカ地域におけるクラブの成長戦略を策定し、推進していく責任を担います。特に、クラブのメンバーやブローカーとの関係をより強化し、新設されたSafety & Risk Management部門を含むクラブの能力を広く認知させることに努めるとのことです。
今回の役職設置により、ロンドンを拠点とするアンダーライティングチームとアメリカのアカウントマネジメント/クレームチームとの連携が一層強化される見込みです。このため、北米および南米地域のメンバーに対するサービス品質の向上も期待されています。
UK P&Iクラブのチーフアンダーライティングオフィサー、William Beveridge氏は、Kyle氏の加入を歓迎し、彼の広範なネットワークと業界経験が、南北アメリカにおけるクラブの市場価値を引き上げることにつながると述べています。
Kyle氏は「世界的な成長と機会が続く時代に、UK P&Iクラブに参加することができ大変嬉しい。アメリカ地域においてチームの成功に貢献できることを楽しみにしている」とコメントしました。また、メンバーが直面するさまざまな課題に対してサポートを提供し、サービスの強化を目指す意向も示しています。
UK P&Iクラブは、1869年に設立された国際海運業界向けのP&I保険を提供するリーディングプロバイダーです。今では、世界中のオフィスとクレームネットワークを通じて、所有船および用船を合わせて2億5,000万トン以上の船舶のP&I保険を引き受けており、スタンダード&プアーズからはA -(安定的)の格付けを受けています。これにより、最高級のアンダーライティングや保険クレーム処理、ロス・プリベンションサービスを提供する専門的な知識とスキルが認知されています。経営は、独立系の国際保険サービス会社、トーマス・ミラーが行っています。
今後のUK P&Iクラブの展開がますます楽しみです。彼らの公式サイトもぜひチェックしてみてください。 www.ukpandi.com