常陽銀行がTeradataを導入しデジタルトランスフォーメーションを推進

常陽銀行がデータ分析基盤にTeradata VantageCloudを採用



2024年7月、常陽銀行は、データ分析基盤にTeradata VantageCloud on AzureとTeradata QueryGrid™を導入したことを発表しました。これにより、顧客情報系システムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を一層推進し、効率的なデータ活用を実現します。これは、日本国内の金融機関では初めての取り組みとなります。

Teradata VantageCloudの特徴


Teradata VantageCloudは、MicrosoftのパブリッククラウドであるAzure上で提供される、AI機能を完備したデータ分析基盤です。これにより、常陽銀行は全行の顧客データを収集し、分析することが可能となります。また、Teradata QueryGrid™を活用することで、多様なデータソースからデータを統合し、的確なマーケティング分析を行うことができるのです。

DX推進の背景


今、金融機関は個人顧客への対応力を強化することが求められています。常陽銀行は、顧客のニーズに応えるため、伝統的な銀行業務を見直し、サービスの質を向上させる新たなビジネスモデルを構築しようとしています。具体的には、データ分析に基づくマーケティング施策の実施や、AI技術を活用したサービス展開を進めています。

取り組みの成果


常陽銀行の導入したTeradataソリューションにより、業務の効率化や新たなビジネス価値の創造が進むと見込まれています。同行の倉持達也氏は、「データセンターをAzureに移行することで、柔軟性と拡張性を両立したシステムを構築でき、データ利用が飛躍的に向上する」と期待を寄せています。

コスト削減と業務改革


クラウドへの移行に際し、常陽銀行は設備費用や管理経費を大幅に削減することが可能です。この経済的な効率化は、経営基盤の安定化にも寄与することが期待されています。また、システム運用にかかる負荷を軽減することで、より柔軟かつスピーディな業務運営が可能となるでしょう。

未来への展望


常陽銀行は中期経営計画において、地域との共創をテーマに、デジタル技術の利活用を強化しています。2024年1月には経済産業省からDX認定事業者にも選ばれ、業界内でその取り組みは高く評価されています。これからも常陽銀行は、地域のお客様の利便性向上に努め、高品質な金融サービスを提供し続けることでしょう。

Teradataの役割


Teradataは、常陽銀行が推進するDXを全力で支援します。あらゆるデータを統合し、ビジネスインサイトを導き出すことで、常陽銀行の提供するサービスの価値を高めていくことを目的としています。

常陽銀行の概要


常陽銀行は、茨城県水戸市に本社を置き、地域社会の発展に貢献することを使命とした地方銀行です。国内184店舗、海外4事業所を展開し、「健全、協創、地域と共に」という経営理念のもと、顧客への信頼と満足を追求しています。

このように、常陽銀行はTeradata VantageCloudの導入を通じて、デジタルトランスフォーメーションを加速し、地域金融機関として新たな価値を創出していく姿勢が伺えます。

会社情報

会社名
日本テラデータ株式会社
住所
東京都港区赤坂2丁目23番1号アークヒルズ フロントタワー14F
電話番号

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