マイクロウェーブファクトリーがSchmid & Partner社と新たな提携
2023年、マイクロウェーブファクトリー株式会社は、スイスを拠点とするSchmid & Partner Engineering社(SPEAG)との代理店契約を締結しました。この提携は、特に無線通信機器に関する技術支援を強化し、日本市場への新製品導入をスムーズにする目的で行われました。
無線通信機器の技術適合性
現代のスマートフォンやノートパソコンに加え、様々な家電製品や医療機器への無線通信機能の搭載が進む中、日本では技適マークが重要視されています。技適取得には、SAR(Specific Absorption Rate)試験が必須であり、これは無線通信機器が発する電磁波が人体に及ぼす影響を測定するものです。この試験は全世界で標準化されており、マイクロウェーブファクトリーはその対応を強化するために、多数の実績があります。
提携による新たなサービスの展開
新しい代理店契約の締結により、マイクロウェーブファクトリーは、無線性能試験のみならず、より多角的な技術サポートを行うことが可能になりました。具体的には、以下の製品群を取り扱うことで、顧客のニーズにお応えすることができます。
- - DASY8 Module SAR: RFコンプライアンス用のスキャニングプラットフォーム
- - cSAR3D: 高速SAR測定システム
- - ICEy EM: 干渉・互換性用の自動近傍界スキャニングシステム
- - DAK: 誘電率測定システム
- - OTAPhantoms: RF試験用のボディシミュレータ
これにより、顧客は高品質な無線通信機器を市場に投入しやすくなります。
両社の強み
マイクロウェーブファクトリーは、無線通信に関するトータルソリューションを提供する企業であり、その豊富な経験と独自の技術に支えられています。同社は、高付加価値のサービスを展開しながら、お客様の多様なニーズに応えてきました。
一方、Schmid & Partner Engineering AGは、1994年にスイス連邦工科大学から設立された企業で、近傍界測定システムでは世界的なデファクトスタンダードを確立しています。磁気共鳴イメージングや医療用インプラントに関する産業でのEM安全性評価を行い、その技術は信頼されています。
今後の展望
今回の提携により、マイクロウェーブファクトリーは更なる技術支援を提供することが可能となり、日本の無線通信機器市場における地位を築いていくことでしょう。顧客には、より高性能な製品を迅速に提供することが期待されています。
お問い合わせ
ご興味のある方は、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
マイクロウェーブファクトリー株式会社
営業部担当:中川裕斗
横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル7F
電話:045-594-6639
ウェブサイト:
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