平和堂の新イベント「Feel Kita-Biwako」伝統工芸と発酵食品を楽しむ2日間

平和堂が初開催する「Feel Kita-Biwako」マルシェ

株式会社平和堂が、滋賀県彦根市のあどがわ店にて2025年9月27日(土)・28日(日)に「Feel Kita-Biwako！伝統・発酵マルシェ」を初めて開催します。このイベントは、地域の地場産業を応援し、特に伝統工芸品と発酵食品の魅力を広めることを目的としています。

イベントの目的と背景

滋賀県の地理的要因や気候風土が育む多様な発酵食品や、近江上布、信楽焼をはじめとする伝統的工芸品は、地域の人々の日常に深く根付いてきました。しかし、最近では後継者不足や原材料の高騰などにより、継続が難しい事業者も増えているのが現状です。これを受けて、滋賀県は「地場産業・伝統的工芸品魅力発信ベース検討事業および発酵産業魅力発信事業」を立ち上げました。

平和堂はこの事業に賛同し、地域共創の一環として、イベントの事務局運営を行うこととなります。今後、地場産業の魅力発信拠点を設置し、県内中小企業の発酵産品をPRするイベントを、平和堂の店舗で定期的に行う予定です。

「Feel Kita-Biwako」の詳細

イベントの概要としては、各種ブースを設置し、伝統工芸品では職人の手作業を見学したり、ワークショップを通じて体験することができます。また、発酵食品に関しても、滋賀の特色ある食材を使った試食販売が行われ、家庭での料理に役立つアレンジレシピや、発酵食品を使用したスイーツの紹介も行われます。これにより、参加者は五感を使って滋賀の魅力を体感できる場所が提供されます。

さらに、平和堂グループの書店や関係施設では「滋賀の伝統的工芸品展示販売会」が同時開催され、匠の技術の歴史や背景がパネル展示されます。この展示を通じて、現代の日常生活に取り入れやすい「伝統的工芸品のある暮らし」を提案します。

今後のイベント予定

今後の「Feel Kita-Biwako」マルシェは、2025年10月11日・12日、10月25日～27日、11月1日・2日、及び11月15日・16日と続きます。また、伝統的工芸品展示販売会も複数回行われる予定です。これにより、滋賀県の伝統と発酵産業がさらに発展し、多くの人に知ってもらえる機会を増やしていくことを目指しています。