里海珊瑚プロジェクト
2023-06-15 12:48:40

障がい者とIOTで実現する環境保全と就労支援の新しい形

里海珊瑚プロジェクトとは



「里海珊瑚プロジェクト」は、障がい者支援と海洋環境保全を目的とした革新的な取り組みです。海水温の上昇やその他の影響で進行するサンゴの白化を受け、企業や自治体、漁業協同組合が協力し、陸上でサンゴを育てて海に戻すという新しい形の「里海づくり」を推進しています。このプロジェクトでは、IOT技術を駆使して水槽の環境を管理し、障がいを持つ方々がサンゴの飼育技術を学ぶことで、その経済的自立も目指しています。

サンゴの育成と移植



陸上で生育させたサンゴは、自治体や漁業協同組合の協力により、海中に設置した移植基盤に植え付けられます。この基盤は、サンゴが捕食されるのを防ぎつつ、小魚が住みやすい環境を整える役割も果たしています。さらに、360度カメラとセンサーを備えた観測ターミナルが設置され、基盤の状態を常時管理しています。これにより、より安定した成長が期待され、里海づくりにおける重要な要素となっています。

障がい者支援に特化した活動



このプロジェクトの重要な側面は、障がい者の就労支援にあります。障がいのある方々は、陸上でのサンゴの飼育を通じて、生活水準の向上に必要なスキルを習得し、経済活動に参加することで、自立した生活を目指します。このように、里海珊瑚プロジェクトでは、環境の保全と障がい者の社会参加とを同時に進める取り組みが行われています。

展示会の概要



このプロジェクトは、「WDO世界デザイン会議東京2023」のプレイベントとして、6月16日から7月30日の期間中に東京ミッドタウン・デザインハブで展示されます。会議は、デザインの専門分野を超え、未来の社会について考える場として、多くの参加者を迎えることを目的としています。この展示会では、「Humanity」「Planet」「Technology」「Policy」というテーマに沿った様々なデザイン事例が紹介され、参加者が新しい社会の在り方を考えるきっかけとなることでしょう。

里海珊瑚プロジェクトの呼びかけ



「里海珊瑚プロジェクト」は地域の水産業や環境と密接に関わり合いながら、社会的課題を解決するためのプロジェクトです。プロジェクトによって育成されたサンゴは、未来の海のために重要な資源となることが期待されています。さらには、この取り組みが、障がい者の雇用促進や社会全体の福祉向上にも寄与することを目指しています。

結論



今後もこのようなプロジェクトが進行することで、地域社会や環境問題への意識が高まり、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となることが期待されます。サンゴの保全活動と障がい者支援の組み合わせは、新たなモデルケースとして注目されるでしょう。

会社情報

会社名
サンクスラボ株式会社
住所
那覇市泉崎1丁目4番10 喜納ビル3階
電話番号
098-863-6600

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