老眼に対するネガティブイメージを払拭!
毎年10月10日は「目の愛護デー」です。この日を機に、目の健康について考える良い機会となります。今年、株式会社ビジョンメガネが実施した調査によると、40代の約70%が老眼鏡への抵抗を感じていることが分かりました。調査対象は40~60代の男女106名で、老眼鏡について「老人のもの」という印象や「おしゃれなものが少ない」といったネガティブな意見が多いのが現状です。
老眼の実態とその影響
老眼は、加齢と共に水晶体の弾力性が減少し、近くの物が見づらくなる目の状態を指します。通常、45歳前後から症状が現れ、自覚症状は個人差がありますが、生活の様々なシーンでの視力に影響を及ぼします。このような状況が続くと、目の疲れだけでなく、肩こりや頭痛の原因にもなります。
国の人口統計によると、日本の45歳以上の人口は約7075万人、つまり約1.8人に1人が老眼世代に属しています。これは、社会全体で老眼を軽視できない状況を示しています。ビジョンメガネの教育担当であり、眼鏡作製技能士の小倉正道さんは、老眼鏡や遠近両用眼鏡を積極的に活用することを勧めています。実際に「楽に見える」アイテムを使うことで、生活の質が向上するのです。
視力測定の大切さ
10月は「目とメガネの愛護月間」でもあり、40歳以上のお客様には積極的に視力測定を促していく方針です。目の健康を確認し、早期に対策を講じることが老眼の進行を防ぐためには重要です。視力が不安定になることで日常生活や仕事に支障が出る可能性があるからです。
おしゃれな老眼鏡のすすめ
老眼鏡に対するイメージを刷新したいという声に応えるため、ビジョンメガネでは多様なデザインを提供しています。例えば、老眼鏡は必ずしも「老人のための道具」ではなく、個々のスタイルに合わせた選択肢が豊富にあります。カラフルなフレームやトレンドを取り入れたデザインの眼鏡もあり、それを考慮することで自分のファッションを楽しむことも可能です。
近年では、オンラインでのパーソナルカラー診断を通じて、個人に合わせたフレーム選びも行われています。「華色(ハナイロ)」や「マイドゥ(MYDO)」など、機能性だけでなくおしゃれさを兼ね備えた商品が揃っています。
ネガティブイメージを払拭するために
老眼は自然な現象ではありますが、その対策を怠ることはできません。ネガティブな印象を持たずに、早期に行動を起こすことが重要です。視力測定や専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った眼鏡を見つけましょう。
また、視力の負担を軽減するためのセルフチェック方法もあります。指を顔の近くに置いて、見え方を確かめる簡単なテストを実施し、自分の近点距離を見極めることができます。前述のように、目の負担が増えたと感じたら、すぐに眼科や眼鏡店で相談することをお勧めします。
老眼は避けられない一方で、上手に付き合う方法があります。おしゃれで機能的な老眼鏡を活用し、視力を守りながら若々しい生活を楽しむことができるでしょう。これからも自分の視力を大切に、視覚の健康を守るための行動を始めていきたいものです。