「できる」シリーズ30周年記念!生成AI搭載検索サービスが登場
パソコン解説書の金字塔、「できる」シリーズが誕生30周年を迎えました。シリーズ累計発行部数は驚異の8000万部を突破。この偉業を記念し、株式会社インプレスは、生成AIを活用した革新的な検索サービス「できるシリーズAI検索(ベータ版)」を公開しました。
AIが導く、新しい読書体験
「できるシリーズAI検索(ベータ版)」は、ユーザーが自然な言葉で質問を入力すると、AIが「できる」シリーズの書籍の中から最適な回答を複数の書籍を横断して探し出し、分かりやすく提示してくれるサービスです。単なるキーワード検索とは異なり、まるで専門家に質問しているかのような、スムーズで直感的な検索体験が可能です。
例えば、「ピボットテーブルと関数を組み合わせて、売り上げ管理表を作る方法を教えてください」といった複雑な質問にも対応。回答だけでなく、関連する書籍の該当ページへのリンクも表示されるため、より詳細な情報を得ることができます。
多様な書籍に対応、可能性は無限大
現在、Excel関連の書籍を対象としていますが、今後は対象書籍の拡大も予定されています。英語への翻訳機能なども搭載されており、ユーザーのアイデア次第で、様々な活用方法が期待できます。
最新技術との融合
本サービスは、オーリック・システムズ・ジャパン株式会社のAI文書管理プラットフォーム「Essentia AI」を活用して実現しました。「Essentia AI」は、AIによる大量文書の分類・検索、RAG(Retrieval-Augmented Generation)を使ったチャットボット機能などを備えており、膨大な「できる」シリーズの情報を効率的に処理することを可能にしています。
開発チームのコメント
インプレスの「できる」シリーズ編集長である藤原泰之氏は、生成AIの高い精度と、ユーザーにとっての利便性を強調。オーリック・システムズ・ジャパン株式会社代表取締役社長の幾留浩一郎氏は、本サービスが提供する、スムーズで新しい読書体験に自信を示しています。
まとめ
「できるシリーズAI検索(ベータ版)」は、30年の歴史を持つ「できる」シリーズと、最先端の生成AI技術が融合した、画期的なサービスです。2025年2月28日までの期間限定公開となっていますので、この機会にぜひその革新的な検索体験を味わってみてください。
ベータ版という位置付けではありますが、この取り組みは、出版社が持つコンテンツの価値を高め、新たな読書体験を提供するという試みとして、大きな意味を持っています。今後の発展にも期待が高まります。