アビームコンサルティング、SAPの新ソリューション導入の詳細
アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田 貴博)は、運輸・交通業界向けに展開しているSAP® ERPソリューションをアップデートし、インフラ業界全体に対応する新たなプラットフォームを導入すると発表しました。この新ソリューション「ABeam Industrial Cloud Platform for Social Infrastructure & Service Industry on RISE with SAP(以下、ABCS)」は、最新のクラウド技術を組み込み、より柔軟で拡張性のあるシステム環境を提供します。
このアップデートは、従来の運輸・交通業界のみならず、電力やガス分野を含む幅広いインフラ事業者の経営課題に対応するために設計されています。特に、SAPジャパンが提供する「RISE with SAP」を活用し、AIを駆使した業務の効率化やデータの効果的な活用を促進することが狙いです。また、「GROW with SAP」も併せて導入することで、システムのモダナイズを図り、グループ企業全体のガバナンス向上をサポートします。
今日の経営環境は、デジタル技術の進化、コロナ禍を経ての行動変容、インバウンド需要の変化、そして少子高齢化による労働力不足など、さまざまな要因によって急速に変化しています。インフラ業界においては、これまで以上に安定したサービス提供と競争力の維持・向上が求められており、適切な基幹業務システムが不可欠です。特にデジタルトランスフォーメーションを進めるためには、クラウド化したERPシステムがデータのリアルタイム活用やプロセスの高度化を後押しします。
アビームコンサルティングは今回のアップデートを通じて、インフラ業界のメンテナンス業務にとって重要な「設備保全管理機能(EAM)」や「設備パフォーマンス管理機能(APM)」など、数々の新機能を拡充します。また、「サプライヤ連携」や「不動産管理」、「新リース会計基準対応」、「グループ経営管理機能」なども追加され、統合運用が可能なERPシステムとしての機能を強化します。
この新サービスは、2025年度内に開発が完了し、2026年春頃には正式版として提供される予定です。今後もアビームコンサルティングは、SAPとの強固なパートナーシップを活かし、さらに共創を進めていく考えです。SAPコンサルティングの専門性を活かした深い知見と豊富な実績をもとに、クライアント企業の競争力強化や業務変革を支援するコンサルティングサービスなど、様々なソリューションの開発を進めていきます。
詳しくはアビームコンサルティングの公式ウェブサイトをご覧ください。
アビームコンサルティング。
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