三井住友ファイナンス&リース株式会社(SMFL)は、洋上風力発電事業への進出を図るため、同社の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社を通じて、英国のインフラファンドEquitixが保有するMoray East洋上風力発電所の株式の一部を取得しました。本件の株式譲渡は2023年11月に完了しています。
Moray East洋上風力発電所は、スコットランドに位置するこの事業は、2022年4月に商業運転を開始し、現在は総発電容量950MWを誇ります。これは、各風車の出力が9.5MWで構成されており、100基の風車が稼働しています。この発電所は、一般家庭およそ143万世帯分の年間電力消費量に相当し、世界的に見ても大規模な洋上風力発電事業と言えます。
SMFLグループは、再生可能エネルギー事業を成長戦略の中心の一つとして位置づけています。この分野では、これまでに累計1.7GWを超える再エネ発電に取り組んできました。今回のMoray East洋上風力発電所への参画を通じて、さらに新しいコアビジネスの創出を目指しています。
特に、SMFLみらいパートナーズは、欧州やアジア太平洋地域における再生可能エネルギーの発展を加速させる計画です。開発から運営、さらにはクリーンエネルギーの製造および供給までを一貫して行う総合エネルギー事業者として、SMFLのさらなる成長が期待されます。
このように、SMFLの海外再エネ発電事業への進出は、自社の成長だけでなく、持続可能な社会の構築にも寄与するものです。今後の動向に注目が集まります。
また、Moray East洋上風力発電所は、スコットランドの自然豊かなMoray湾沖合に位置しており、そこでの商業運転開始は地域経済にも大きな影響を与えることでしょう。再生可能エネルギーの普及は、環境問題への積極的な取り組みも含めて、今後さらに重要な課題となっていきます。
SMFLは、再生可能エネルギー分野での革新と成長を持続させるため、技術革新を推進し、持続可能なエネルギー事業へと進化を遂げていくことでしょう。今後も、SMFLの再エネ事業がどのように発展していくのか、その動向が期待されます。