量子情報処理の未来
2025-02-27 11:51:47

量子情報処理の未来を拓く!7社が共同で研究開発へ

量子情報処理の未来を拓く!7社による共同研究契約



量子技術の重要性


現代の情報処理において、量子技術は革命的な進化をもたらすと期待されています。特に、計算と通信の分野においては、量子コンピューターの出現が新たな可能性を切り開くとされ、多くの企業や研究機関が注目しています。従来の古典コンピューターと共存し、商業利用が始まる日も近いかもしれませんが、単一の量子コンピューターでは限界があるため、複数の装置を接続し、処理能力を高める必要があります。

7者による共同研究契約の締結


このような背景の中、LQUOM株式会社を中心に、クオンティニュアム株式会社、慶應義塾大学、ソフトバンク株式会社、三井物産株式会社、三菱電機株式会社、国立大学法人横浜国立大学の7機関によって、拡張性の高い量子情報処理の実用化に向けた共同研究契約が締結されました。これにより、複数量子デバイスを実運用で接続する実証実験が進むことになります。

量子情報処理技術の研究開発


共同研究では、以下の3段階に分けて量子情報処理技術の実現を目指します: 1. 同一拠点内での接続
2. 近隣地域での接続
3. 世界規模の量子インターネット
まずは、近場での接続から開始し、次に近隣都市との接続を実現することを目指しています。

研究チームは、量子状態を一定期間保持できる量子メモリーや、距離間の量子もつれを交換するための量子中継装置、さらには光子の高効率変換装置などを開発する予定です。これらの技術が連携し合うことで、量子情報処理の高度化が期待されています。

地域連携の重要性


本共同研究では、地域企業や大学との連携も重視されており、川崎市や横浜市所在の機関との共同作業によって、実用環境ネットワークの整備を目指します。これは、量子技術を採用した新しい情報処理の基盤を構築するために欠かせない要素です。

技術成熟への道


共同研究によって期待されるのは、世界初の量子インターネットの実用化です。このネットワークは、大規模な量子コンピューターの構成と計算能力の融通を可能にし、高効率な稼働を実現することが期待されています。これにより、産業界は新たなビジネスチャンスを得るだけでなく、学術界との協力を通じて研究の深化が促進されます。

LQUOM株式会社とは


LQUOM株式会社は、横浜国立大学からスタートした企業で、量子通信システムや量子中継器の研究・開発を行っています。量子コンピューターの発展に伴い現在の暗号技術が危険にさらされる中、理論上絶対安全な量子通信が求められています。そのため、量子中継器の開発は急務となっています。

未来への展望


2030年を見据えた本研究の進展により、量子情報処理が日常的に利用される時代が近づいています。各機関の特性を活かしながら、量子ネットワークの実現に向けて着実に進めていく所存です。将来的には、より安全で効率的なコミュニケーションの実現が期待されています。

お問い合わせ


LQUOM株式会社の詳細や最新の取り組みについては、公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト
Email: [email protected]

日々進化する量子技術に今後もご注目ください!


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会社情報

会社名
LQUOM株式会社
住所
神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-5
電話番号

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