ダイバーシティ経営の挑戦
2020-03-16 14:20:55

ダイバーシティ経営における新たな挑戦と受賞の喜び

ダイバーシティ経営における新たな挑戦と受賞の喜び



当社は、この度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。この受賞は、企業が多様な価値観やアイデアを取り入れ、一人ひとりがチャレンジできる風土を築く努力の結果です。ここでは、当社がどのようにダイバーシティ経営を推進しているのか、その主な取り組みをご紹介します。

新企業理念の策定


まず重要なステップとして、新たに策定した企業理念「ミッション・ビジョン・バリュー」が挙げられます。この理念は、社内の意見を反映させて明文化されたもので、社員とのタウンホールミーティングや意識調査を通じて具現化されました。「ハッピーなひとときを届ける」というミッションを基に、市場での成功を目指すビジョンと、具体的な行動指針であるバリューが重要視されています。特に、誠実と信頼に基づく行動が、私たちの企業文化の根幹を成しています。

人材戦略の策定


次に、全社的にダイバーシティを推進するための「ピープルストラテジー」が策定されました。この戦略では、採用から能力開発、育成、組織の最適化に至るまで、ダイバーシティとインクルージョンに基づいた環境づくりを目指します。すべての社員が活躍できる場が提供されると同時に、価値創造が促進される仕組みが整いました。

優秀な人材の早期育成を目指して


優秀な人材を迅速に育成するため、私たちは年功序列に依存しない昇進制度の導入を行いました。「ファストトラック」という考え方に基づき、各個人のキャリアプランやライフプランを尊重することで、成長のペースに応じた昇進が可能となります。これにより、社員は自分のペースで成長し、早期に一人前の人材として活躍できるチャンスを得られます。

営業活動の効率化とワークライフバランスの両立


顧客情報や営業活動の進捗を電子化し、全営業担当者にタブレット端末を配布しています。これにより、属人的だった情報の共有が容易になり、直行直帰や緊急事態への迅速な対応も可能となりました。その結果、1日あたりの商談数が増加し、労働時間が平均13.48%削減されるという好循環が生まれています。これにより、収益の拡大とともに、従業員のワークライフバランスも充実しています。

障がい者の活躍を重視


障がいの有無にかかわらず、全ての社員が活躍できる環境を整えるため、障がい者雇用チームを設立しました。このチームでは、各社員の特性を理解し、個々の特性に合わせた支援を行っています。また、パラアスリート4名が社員として在籍し、業務とアスリート活動の両立を図る取り組みも進めています。このような支援を通じて、社員はやりがいを持って働くことができ、アスリート活動を続けることができます。

意見を出し合える風土の確立


最後に、社員が性別や年齢、役職に関係なく意見を出し合える組織文化を築くため、I-Card(改善報告書)の提出を推奨しています。この仕組みによって、経営課題に直結する課題や部門間連携の必要性に応じた改善提案が活発に行われています。2019年には約6万7千件のI-Cardが提出され、社内には多様な意見が飛び交う環境が醸成されました。

代表取締役からのメッセージ


この栄誉ある受賞に対し、当社の代表取締役カリン・ドラガンは「ダイバーシティ経営の推進は会社の持続的な発展に欠かせない要素であり、すべての社員がその能力を最大限に発揮できる機会を提供することが重要です」とコメントしました。これからも多様性を尊重し、新たな価値創造を目指していきます。

新・ダイバーシティ経営企業100選について


「新・ダイバーシティ経営企業100選」は、経済産業省が主催する表彰制度で、2012年度から企業に多様な人材を活用させ、経済の発展を図ることを目指しています。今後も企業の競争力を高めるため、ダイバーシティ経営を推進することが求められています。

会社情報

会社名
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
住所
東京都港区赤坂九丁目7番1号ミッドタウン・タワー
電話番号

トピックス(経済)

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