炎舞炊き、100万台突破
2025-09-26 13:39:28

象印マホービン、『炎舞炊き』シリーズ出荷100万台突破の背景とは

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」が達成した偉業



象印マホービン株式会社は、2018年7月から販売を開始した圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」が、発売から7年を経て国内において累計出荷台数100万台を突破したことを発表しました。この成功は、消費者のごはんに対するこだわりと、技術革新の賜物です。

炊飯の原点「かまど炊き」を徹底研究



「炎舞炊き」は、炊飯ジャーの基本であるかまど炊きのメカニズムに着目し、その炎のゆらぎを模倣することから開発がスタートしました。炊飯の心臓部となるIHヒーターを独自に複数に分割し、各ヒーターを独立して制御することで、釜内に生成される激しい対流を実現しています。この「ローテーションIH構造」により、お米は均等に加熱され、ふっくらとしたごはんに仕上がります。

おいしさの追求と進化



「炎舞炊き」は発売以来、IHヒーターの設計や機能を改善し続けており、消費者からの満足度も94%と高い評価を得ています。おいしさの向上には限界がないとの信念を持ち、新しい挑戦は続いています。今回の出荷台数達成は、ただの数字ではなく、品質へのこだわりと努力が結実した証です。

開発の裏側:歴史と技術



象印は2010年、初めて10万円を超える炊飯ジャー「極め羽釜」を発売しました。この製品の成功が、以後の「炎舞炊き」開発へとつながっていきます。内釜の形状や素材を革新するだけでなく、さらなるおいしさを追求して炊飯の原点に戻る発想が生まれました。

当時、他社メーカーでは内釜の進化に注目が集まっていましたが、象印は「かまど炊き」の効果に目を向け、炎のゆらぎが釜底に与える影響を科学的に解析しました。その研究を元に生まれた「炎舞炊き」は、業界初の3分割した底IHヒーターを搭載。以降、モデルごとの進化を重ねており、2020年以降にはIHヒーターの数を倍増させるなどの改良が加えられました。

開発者の情熱と未来の展望



「炎舞炊き」の製造には、高度な技術が求められます。IHヒーターの構造見直しや、複雑な組み立てには多くの工数がかかります。そこで象印は、マイスター制度を導入して生産工程のスペシャリストを育成し、製品の品質を保っています。2025年には新製品「NX-AA型」の発売を予定しており、さらなる火力の増強と精緻な炊飯を実現します。

飲食事業への展開



象印は「おいしいごはんを多くの人に知ってもらいたい」という理念から、2018年から飲食事業にも進出しています。ごはんレストラン「象印食堂」やお弁当専門店、さらにはおにぎり専門店を開業し、炊飯ジャーで作った美味しいごはんを提供しています。今年の大阪・関西万博では、「ONIGIRI WOW!」というおにぎり専門店もオープン。これにより、さらに多くの人々にごはんの楽しさとおいしさを届けることを目指しています。

「炎舞炊き」は、ただの炊飯器ではなく、日本のごはん文化を伝える重要なツールとしても活躍。今後もその進化は続き、さらなる飛躍が期待されています。


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会社情報

会社名
象印マホービン株式会社
住所
大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号
電話番号

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