GCNJサミット2025が開催される
2025年1月28日、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)は、東京の国連大学本部ビルにて「GCNJサミット2025 ~Social Change by Equity~」を開催しました。このイベントには、GCNJに賛同する17の企業から代表者が集まり、「WHOEVER YOU ARE, JUST BE YOU」の理念のもとで、社会課題の解決に向けたさまざまな視点が交流されました。
サミットの目的と背景
GCNJサミット2025は、会員企業が協力し合い、持続可能な社会を創出するための出発点です。このサミットは、GCNJの中期計画「GCNJコレクティブ・アクション2030」の一環として行われ、参加者は具体的な社会課題に向けたアクションプランを議論しました。
当日は、会場とオンラインを合わせて200人が参加。GCNJの代表理事、会場の挨拶をはじめ、小室淑恵氏による講演が行われました。また、積水ハウスとMS&ADインシュアランス グループの取り組みも紹介され、両社はそれぞれの立場からのアプローチを発表しました。
参加企業の多彩な取り組み
賛同企業には、アスクル、ANAホールディングス、NTTデータ、ソフトバンクなど、日本を代表する企業が名を連ねています。これら17社は、GCNJの掲げる「誰一人取り残さないサステナブルな社会」を目指し、それぞれの実践を宣言することが求められました。
第2部では、各企業が直面する課題について、賛同した企業の代表者が意見を交換。多様な視点が集まり、力強い議論が展開されました。参加者間で活発なディスカッションがなされ、未来の社会のために何ができるのかを考える貴重な時間となりました。さらに、その場で24社がサミットに対する宣言書に署名しました。
GCNJの理念と今後の活動
GCNJは、国際的な「国連グローバル・コンパクト」に基づき、企業が持続可能なビジネスを展開できるようサポートする役割を担っています。「GCNJコレクティブ・アクション2030」に関しては、働き方の多様性を重視し、2つの重要な課題を掲げています。
1. 働く場所や時間に制約のある人々が公平に力を発揮できる環境の整備。
2. 性別を問わず、誰もが家庭や育児、介護に参加しやすい社会づくり。
この目指す姿として、「一人ひとりの強みや個性を最大限に活かせる社会」を実現することが挙げられています。
結論
GCNJサミット2025は、日本の企業が協力して新たな価値を創出するための重要なステップでした。各社の取り組みがどのように具体化し、社会に還元されていくのか、今後非常に注目されるところです。GCNJの活動は、社会全体に持続可能性を芽生えさせるきっかけとなり、参加した企業のネットワークがさらなる成長へとつながることでしょう。