エステ市場が活況!フェイシャルとボディ/痩身が好調、オトナ世代の利用増加がけん引
株式会社リクルートの美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』が発表した調査結果によると、エステ市場は拡大傾向にあることが明らかになりました。
調査対象は、全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人。過去1年間におけるエステサロンの利用に関する実態調査が行われました。
その結果、フェイシャル市場規模は前年比33.9%増の1524億円、ボディ/痩身市場規模は前年比28.4%増の1001億円と、どちらも大幅な増加を示しました。
市場拡大の背景には、男女ともにサロン利用率、1回あたりの利用金額、年間利用回数が増加していることが挙げられます。特に30代・40代を中心に、オトナ世代の利用金額が上昇しています。
男性の美容意識も高まる!エステサロン利用が拡大
男性のサロン利用率も増加傾向にあり、フェイシャルでは2年連続、ボディ/痩身では3年連続で増加しています。これは、男性の美容に対する意識が高まっていることを示唆しています。
オトナ世代の美容意識が高まっている?
調査結果によると、フェイシャルでは、女性は40代・50代、男性は30代の1回あたりの利用金額が大きく上昇しました。施術内容を見ると、男女とも「ほうれい線・たるみの改善」の利用が増加しています。
コロナ禍のマスク生活が終了し、以前のように「顔を見せる」生活に戻ったことで、オトナ世代の男女のケア意識が高まっているのかもしれません。
エステサロン業界の展望
男性のエステサロン利用が年々増加していることから、潜在層もまだまだ多いと考えられます。しかし、エステサロンは「ハードルが高い」と感じる男性も多いでしょう。
男性が安心してサロンを利用できるような情報発信やサービスの提供が、集客のカギとなります。
エステ市場拡大の背景には、美容意識の高まりと新たなニーズの出現
今回の調査結果から、エステ市場の拡大には、男女ともに美容意識の高まりが大きく貢献していることが分かります。特にオトナ世代は、年齢を重ねるにつれて、より積極的に美容ケアに取り組むようになっています。
特に注目すべきは、男性のエステサロン利用の増加です。これは、男性も外見に気を配るようになったこと、そして、美容に関する情報やサービスの選択肢が増えたことなどが要因と考えられます。
エステサロン業界は、今後ますます競争が激化するでしょう。顧客満足度を高め、新たなニーズに対応していくことが、生き残りのカギとなります。
オトナ世代の美容ニーズを捉え、新たなサービスを開発していく必要性
今回の調査結果から、オトナ世代は、ほうれい線やたるみなど、年齢による肌の衰えに悩んでいることが分かります。そのため、これらの問題に対処できるような、効果的な施術や美容商品を提供することが重要です。
また、男性向けのサービスも充実させる必要があります。男性は、女性に比べて、エステサロンへの抵抗感が強い傾向にあります。そのため、男性が安心して利用できるような、分かりやすい説明や、男性専用のサービスを開発することが求められます。
まとめ
エステ市場は、今後も拡大を続けると予想されます。顧客ニーズを捉え、より効果的なサービスを提供していくことが、業界全体の成長に繋がるでしょう。