医療分野におけるAI技術の革新、CVイメージングとエクサインテリジェンスが提携

CVイメージングサイエンスとエクサインテリジェンスの提携

2016年7月20日、CVイメージングサイエンス株式会社（以下CVIS）と株式会社エクサインテリジェンス（以下EXA）は、最新のEXAINTELLIGENCE AI Platformを用いた医療画像診断サービスの共同開発に関する提携を発表しました。この提携によって、医療界の効率的な画像診断支援が目指されます。

CVISは、東京の港区に本社を置き、心臓MRI検査を専門に行う医療法人社団CVICと連携し、心臓MRIの診断支援を開始します。EXAは、京都大学や大阪大学の出身者を中心に、京都で研究開発の拠点を設立。彼らは統計学や機械学習を駆使し、ディープラーニングなどの先端技術を利用して、膨大な医用画像データから効果的な診断支援システムを開発しています。

提携の目的は、医療現場での多様なニーズに応えるため、EXAINTELLIGENCE AI Platformを通じて課題解決を図ることです。特に心臓MRIに焦点を当て、その後医療の各種問題に幅広く展開する計画が進められています。これにより、医療現場での効率化や患者ケアの向上が期待されています。

EXAINTELLIGENCE AI Platformとは

EXAINTELLIGENCE AI Platformは、機械学習やディープラーニングを駆使したプラットフォームで、医療機関や医師との密接な連携を通じ、実証研究を進める予定です。CVISは国内外の医療機関との共同研究を加速させ、サービスモデルの実現を図り、年内には正式版をリリースする計画です。

このプロジェクトが進行する中、CVISは循環器分野における画像診断情報の解析を強化し、患者に提供する情報の質を向上させていく方針です。また、エクサインテリジェンスも医療の知識と技術の融合を図り、より良い医療サービスの提供に寄与していく意思を表明しています。

医療における新たな可能性

今後、EXAが開発するAIを活用した画像診断サービスは、心臓MRIからスタートし、他の疾患に対する診断支援へと広がっていくでしょう。また、医療現場の技術革新を促進するために、新しい技術がどのように活用されるのか、業界内外ともに大きな関心が寄せられています。

CVISとEXAの協力によって、医療現場の効率化や診断精度の向上が見込まれ、患者にとってもより安全で効果的な医療サービスの実現に寄与することが期待されています。今後の展開に注目し、医療におけるAI技術の進化がどのように進むのか、引き続きフォローしていきたいと思います。