種子島の新酒「わたる」
2025-12-16 11:20:32

寿司職人が挑む!種子島発・純米吟醸酒「わたる」の魅力とは

寿司職人が生み出した新たな日本酒「わたる」



日本最南端の地、種子島で、寿司職人の八汐航さんが挑む新たな冒険、それが純米吟醸酒「わたる」です。このプロジェクトは、彼が20年以上の寿司職人経験を持ち、理想の日本酒を求め続けて得た答えです。「本当に寿司に合う酒がないなら、自分で作るしかない」という彼の情熱が形となり、ついにその夢が実現しました。

ある寿司職人の葛藤


八汐さんは、日々カウンター越しにお客様と向き合う中で、「寿司と日本酒の組み合わせ」に対する違和感を覚えていました。「どんなに美味しい日本酒でも、寿司と合わせると主役になってしまう」との思いがあり、繊細な寿司の味を引き立てる脇役となる日本酒が必要だと感じていました。

ゼロからのスタート


種子島には酒蔵はおろか、酒米の栽培すらも一般的ではありません。しかし、八汐さんは諦めませんでした。「種子島は新米のコシヒカリが早く届く場所。温暖な気候と地元農家の技術を活かせば、酒米も栽培できる」と考え、地元の農家たちを説得し、本格的な酒米栽培に挑みました。

長崎の老舗酒蔵「梅ヶ枝酒造」との協力が始まり、彼の理想の酒を作る旅が始まることになりました。このプロジェクトは酒蔵の方々にも新しい挑戦を意味し、八汐さんの熱意が蔵元を動かしました。

酒米の栽培と酒の完成


酒米の選定や栽培には多くの試行錯誤がありました。「吟のさと」という特別な品種が選ばれ、その栽培は地元農家のスキルを最大限に活かしました。さらに、酒造りにおいても、八汐さんはこだわりを持ち続け、酒の味わいを何度も調整しました。

「熟した青リンゴのような香り、米の旨味、すっきりとした辛口。この3つがぴったり揃ったとき、『これだ』という確信を得ました」と語ります。

日本最南端の酒米から生まれた「わたる」


完成した「わたる」は、種子島産の「吟のさと」を100%使用した純米吟醸酒であり、業界からも注目を浴びています。その独特の味わいは、繊細な和食、特に寿司と素晴らしい相性を持ちます。

「わたる」の味わいは、まさに寿司のために創られた「脇役」。寿司、刺身、吸い物など、どんな料理と組み合わせても、料理の良さを引き立てる存在感があります。

地域振興と未来への展望


このプロジェクト狙いは、種子島の米農家に新たな収入源を作り出し、寿司職人が本当に求める理想の食中酒を実現すること。これが地域創生にも繋がる動きであり、八汐さんの思いは多くの人々に広がっています。

販売は、全国で800本のみの限定で、11月13日から予約が開始されます。この触れ合いから、八汐さんの挑戦が更に広がりを見せることを期待したいです。


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会社情報

会社名
八千代商店
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