デジタルバンキングの未来
2021-01-14 15:00:05

デジタルバンク「みんなの銀行」が変革をもたらす新たな金融の形とは

デジタルバンク「みんなの銀行」が目指す未来



1. 設立の背景と目的


近年、デジタルネイティブ世代が金融サービスを求める中、対面取引からオンラインへと移行する流れが加速しています。特に、コロナウイルスの影響で銀行窓口への訪問者が減る中、次世代の銀行開設が急務となりました。この背景から「みんなの銀行」が設立され、デジタルネイティブに特化した金融サービスを提供する新しい銀行の在り方を目指しています。

この世代は2030年には日本の生産年齢人口の約60%を占めることが予測されており、そのニーズに応えることが金融機関の成長に不可欠です。これまでの枠組みに捉われないサービスの提供が求められています。

2. 経営理念


「みんなの銀行」は、全てのサービスがスマートフォンで完結することを前提に設計されています。私たちの理念は「みんなに価値あるつながりを」。この理念の下、ただお金を扱うだけではなく、価値をつなぐプラットフォームを提供することを目指します。
  • - ミッション:価値のコネクティビティを高める金融仲介。
  • - ビジョン:ヒト、モノ、情報をつなぎ、新たな価値を創出すること。
  • - バリュー:通常の銀行からの脱却、ユニークなサービス提供、信頼関係の構築です。

3. 次世代バンキングシステムの導入


「みんなの銀行」では、ゼロバンク・デザインファクトリーが開発した「Zerobank Core Solution」を基盤にしています。このシステムは、初めてGoogle Cloud Platformを採用し、最新テクノロジーを最大限に活用しています。これにより、システムコストを最適化し、迅速なサービス展開が可能となります。

4. サービスコンセプトと事業ドメイン


デジタルネイティブ世代に向けた3つのサービスコンセプトがあります。
1. 『声』がカタチになる: お客様のニーズに合った新しい金融サービスを提供します。
2. 『いちばん』を届ける: 深い顧客理解に基づく金融コンシェルジュを目指す。
3. 『暮らし』に溶け込む: 日常生活と金融機能をシームレスに結びつけたサービス体験を提供します。

さらに、事業ドメインとしては、個人向け金融サービス(B2C)、法人向けサービス(B2B2X)、バンキングシステム提供などを展開し、デジタルネイティブ世代のニーズに対応します。

5. 事業戦略の一環としてのDX推進


FFGはデジタルトランスフォーメーションを促進しており、これに基づく「Wallet+」アプリの成功はその一例です。130万ダウンロードを突破したこのアプリから得たノウハウを生かし、「みんなの銀行」はデジタルによる再定義を目指し、BaaS(Banking as a Service)で新たな価値の共創を加速させます。

6. コミュニケーションの向上


今後お客様へのサービス提供に向け、様々な公式SNSやウェブサイトを通じてコミュニケーションを図ります。これにより、ユーザーとの接点を充実させ、より良いサービスを提供していく予定です。

「みんなの銀行」が目指すのは、単なる銀行の枠を超えた新しい金融の形です。デジタルネイティブ世代の期待に応え、真の価値あるつながりを築くための挑戦が始まります。

会社情報

会社名
株式会社みんなの銀行
住所
福岡県福岡市中央区西中洲6番27号
電話番号
092-791-9231

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。