高知県立林業大学校がオンライン講座を開催
2025年度、香美市に位置する高知県立林業大学校が、木造建築に関するオンライン講座を開講することが決定しました。この講座は、建築に興味のある方々や、実務者、学生、さらには森林・林業に携わる関係者など、幅広い方々の参加が期待されています。主催は高知県立林業大学校、後援には公益社団法人日本建築士会連合会及び一般社団法人高知県木材協会が名を連ねています。
講座の概要
本講座は全3回のシリーズで、各回異なるテーマと講師による内容となっており、木造建築の技術や最新トレンドに関する知識を効果的に深めることができます。第1回目の講義は「鉄と小径材で薄い一枚屋根をつくる」というテーマで、高知県産の流通製材を用いて、鉄を適材適所に利用した軽やかな大屋根のデザインを提案します。この講義は、ハウジング・森下大右・ishibashinagara 設計共同企業体のメンバーによるもので、中規模木造建築の新たな可能性を探る内容になっています。
講義では、講師陣に対する質疑応答の時間も設けられており、参加者が直接質問する機会があります。これにより受講者は、気になる点や理解を深めたい内容について直接聞ける貴重な機会を得ることができます。
参加方法について
このオンライン講座は、WEB会議システムZoomを使用して実施されます。インターネット接続環境があれば、居住地に関わらずどなたでも受講可能です。参加希望者は、各回の講義開催2日前までに申し込みが必要で、定員は100名程度と限られているため、早めの申し込みが推奨されています。
講座スケジュール
- - 第1回: 「鉄と小径材で薄い一枚屋根をつくる」
日時: 2025年7月18日(金)19:00〜20:30
登壇者: ハウジング・森下大右・ishibashinagara 設計共同企業体
申込締切: 7月16日(水)
- - 第2回目・第3回目も開催を予定しています(詳細は調整中)。
高知県立林業大学校について
高知県立林業大学校は、森林率が日本一の高知県内にあり、林業や木材産業、木造建築技術に特化した教育を行っています。この学校の大きな特徴は、豊富な実習時間を確保した実践的なカリキュラムにあり、即戦力として活躍できるスペシャリストを育成しています。また、最大で年間165万円の給付金を支給する支援制度が整っており、経済的負担を軽減しながら質の高い教育を受けることが可能です。
最後に
木造建築に興味を持つ皆さま、是非この機会にオンライン講座に参加してみてはいかがでしょうか。学びの中で新しい視点や知識を得ることができる素晴らしいチャンスです。申し込みは公式サイトから可能ですので、早めにチェックしてみてください。