新たな建築デザイン
2021-08-27 09:00:02
モノクロの美が紡ぐ新たな建築デザインの世界
デジタル・クラフトマンシップが導く建築の未来
建築の領域に革命をもたらす一冊が、彰国社より登場しました。その名も『サーフェスデザイン&テクノロジーの現在』。この書籍は、デジタル技術を駆使した新たな建築デザインの流れを明らかにしています。
本書を手掛けたのは、著者である押野見邦英氏。押野見氏は、工学のバックグラウンドを持つ建築家であり、数々のプロジェクトを通じて、デジタル技術と手仕事の融合を追求してきました。本書では、デジタル・クラフトマンシップがどのように建築に影響を与え、どのように新しい価値を創出しているのかがテーマとなっています。
特筆すべきは、全編を通じてモノクロームで構成されている点です。ナカサアンドパートナーズの中道淳氏が撮影を担当し、モノクロの美しさを際立たせることに力を入れました。写真集に引けを取らない美しいビジュアルは、建物のデザインや質感を極めてリアルに表現しています。
図面の編集も手掛けた彰国社編集部やアートディレクターの塩谷嘉章氏によるデザインは、黒地に白い線を配置することで、建築図面本来の美しさを強調しています。このように写真と図面の両方で一貫したトーンが保たれることで、読者は視覚的にも楽しむことができます。
目次と内容の深掘り
本書には、数々のカルチャーとアートが交差した建物が紹介されています。例えば、LOUIS VUITTON MAISON OSAKA MIDOUSUJIやGINZA SIX、すみだ北斎美術館など、現代の建築界において重要なプロジェクトを詳しく解説しています。各プロジェクトは、デジタル技術の活用だけでなく、素材の選定や工法における革新も考慮されたものです。
また、本書の特徴的な部分は、建築専門家とのインタビューや鼎談が含まれていることです。これにより、デジタル技術についてのさまざまな視点が提供され、従来の職人技と新たなテクノロジーがどのようにより良い建築をもたらしているのかを探求することができます。
本書の意義
『サーフェスデザイン&テクノロジーの現在』は、単なる建築写真集にとどまらず、デジタル時代におけるクリエイティブプロセスの一部を紹介する重要な書籍です。この一冊を通じて、読者は未来の建築に必要な視点や思考を養うことができるでしょう。
全188ページからなる本書は、3,740円で購入可能。新たな建築の潮流をこの書籍で感じてみてはいかがでしょうか。建築デザインの未来を知りたい方にとって、必見の一冊です。
会社情報
- 会社名
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旭ビルウォール株式会社
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- 東京都台東区松が谷1-3-5JPR上野イーストビル8F
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