ADワークス、熊本県益城町で蓄電所事業の拡大
株式会社ADワークスグループ(ADWG)は、熊本県益城町において新たに系統用蓄電所事業の用地を取得したことを発表しました。この用地は1,274㎡の広さで、2026年8月の稼働を目指して、二拠点目の蓄電所を建設する予定です。この事業は、同社の長期ビジョンに基づき、2034年度には税前利益200億円を達成するための新規事業として位置づけられています。
社会課題への取り組みと再エネの普及
日本政府は2025年2月に「第7次エネルギー基本計画」を閣議決定し、2040年までに温室効果ガスを73%削減し、再生可能エネルギーの比率を約40%に引き上げる方針を示しました。この目標の達成には、電力の需給バランスを調整するための系統用蓄電所の整備が不可欠です。ADワークスは、三重県松阪市に続き、熊本県益城町での蓄電所開発を進めることで、再生可能エネルギーの普及に寄与していきます。
2034年度を見据えたビジョンと資金調達
ADワークスは、2034年度に向けたビジョンを掲げており、その一つが「税前利益200億円」です。第一拠点の蓄電所事業が着実に進行する中、今回は複数の金融機関と連携し、第二拠点の用地取得に向けて積極的な資金調達を進めています。年内には第五拠点までの用地取得を計画しており、持続的な事業拡大を目指しています。
スピード感ある拠点開発を目指して
ADワークスでは、出力が2MW以下の高圧蓄電所を中心に事業を展開しています。この高圧蓄電所は約1年の開発期間で稼働を開始することができるため、スピード感のある拠点展開が期待されています。特に、収益不動産専門である同社の強みを活かし、高速での用地取得と設備投資を進めていく計画です。
ADワークスは、企業価値の向上とともに社会課題の解決に真摯に取り組み、再生可能エネルギーの重要性を認識した新規事業の推進を進めます。今後も、グループ全体での取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けて努力していく所存です。
会社概要
株式会社ADワークスグループは、東京を本社に、大阪、福岡、ロサンゼルスにも展開している不動産中心の投資ソリューション会社です。1886年に創業し、長い歴史の中で培った経験を活かし、2034年に向けてのビジョンや目標に挑戦し続けています。