長浜城跡の魅力
2025-10-22 13:51:42

伊豆長浜城跡の魅力を再発見!開園10周年記念講演会の内容公開

伊豆長浜城跡の魅力を知る講演会



伊豆半島の静かな海岸線を見渡す位置に、国指定史跡である伊豆長浜城跡があります。この城跡は、1988年に国史跡に指定され、2015年には史跡公園として一般に開放されました。今年の8月には、開園10周年を記念した特別講演会が開催され、その模様が沼津市の公式YouTubeチャンネルで公開されていることをご存知でしょうか。今回はこの講演会の内容と、その背景にある歴史的意義についてお伝えします。

開園10周年記念講演会の内容



講演の題名は「駿河湾の海の城と海賊~韮山外張先之城二候~」。この講演会では、海城の長浜城跡が持つ歴史的な重要性や、江戸時代における海賊の存在について数名の研究者がそれぞれの視点から解説しました。特に、伊豆の本拠地である韮山城の最新の発掘調査結果と、村上海賊との比較研究によって見えてきた東国海賊の姿が詳しく語られました。

長浜城跡の歴史的背景



長浜城は小田原北条氏の祖である伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)によって築かれ、戦国時代には重要な拠点でした。盛時は興国寺城から堀越公方の足利茶々丸を追放し、韮山に城を構えました。その後、北条氏は小田原を支配し、関東全域に勢力を及ぼす大名として成長しました。

北条氏は三浦水軍を組織し、江戸湾から里見氏を駆逐する一方、武田氏による脅威にも立ち向かいました。長浜城はその北条水軍の一大拠点として位置づけられており、戦国時代には重要な軍事的役割を果たしました。

調査成果と保護の取り組み



1985年に行われた詳細調査に基づき、長浜城はその防御構造や遺構が良好に保存されていることが分かりました。4つの曲輪と多くの腰曲輪、土塁、堀切が確認され、これらは戦国時代後半の特徴をよく示しています。この調査結果は学術的にも価値が高く、1988年に国指定史跡となりました。

さらに、その後の整備によって、長浜城跡は観光地としても魅力を増し、2015年には史跡公園として一般公開されるに至りました。城跡の復元は、約400年前の姿を観察できる貴重な機会です。

講演会の意義



今回の講演会は、開園10周年を祝うだけでなく、今までの研究成果を一般に広める大事な場となりました。海上防衛や中世海賊の研究に興味がある方々にとって、知識を深める絶好のチャンスです。また、動画が公開されたことで、参加できなかった方々も講演の内容を楽しむことができるようになりました。

このように、伊豆長浜城跡は単なる歴史の遺産だけではなく、歴史的な学びの場としても重要な役割を果たしています。興味を持たれた方は、ぜひ講演動画を視聴し、その魅力に触れてみてください。
動画の視聴はコチラ

結論



伊豆長浜城跡は、その歴史的背景と共に、現在の地域文化や教育にも影響を与えています。長浜城跡を訪れたり、講演会などのイベントに参加することで、地域の歴史と深く触れ合うことができる貴重な体験が待っています。興味ある方は、ぜひ足を運んでみてください!



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