自社でデータ連携を拡張する新機能「Connector Builder」
株式会社primeNumberは、クラウドETLサービス「TROCCO」に新しい機能「Connector Builder」を7月1日に正式リリースしました。この機能により、TROCCOのユーザーが自らデータ連携サービスを拡張できるようになります。
提供の背景
企業のデジタル化が進む中、営業やマーケティング、人事などさまざまな部門でSaaSが導入され、その利用が多様化しています。そのため、企業内で蓄積されたデータを効果的に集中管理し、ビジネスに活用したいというニーズも増加しています。しかし、これを実現するためには、各サービス間でのデータ連携が不可欠です。
TROCCOでは、従来からさまざまなサービスとのデータ連携を可能にするコネクタを提供しています。このおかげで、各サービス専用の開発を行わずとも、GUIを通じて簡単にデータの取得や転送ができ、経営判断に必要なデータ分析もスムーズに行えます。
「Connector Builder」の特長
「Connector Builder」では、Web APIについて一定の知識があるユーザーであれば、独自のコネクタを簡単に作成できるといいます。作成したコネクタは再利用が可能で、開発時間の大幅な削減を実現し、データ活用の効率を高めます。さらに、AIサポート機能が設定情報をAPIドキュメントから自動で収集し、提案するため、設定にかかる時間も短縮されます。
また、TROCCOが提供する公式コネクタと同じレベルのパフォーマンスとセキュリティが内蔵されており、ワークフローや通知機能、定期実行なども利用することができます。これにより、ユーザーは安心して自社独自のデータ連携を行えるのです。
活用の具体例
この「Connector Builder」を利用して、さまざまなシーンでのデータ収集が可能になります。たとえば、配送管理プラットフォームなど特定の業務に特化したサービスからのデータ収集や、政府が公表しているe-Statなどからの情報収集、自社が提供するIoT機器からのデータ連携など、活用シーンは多岐に渡ります。
特に、自社顧客のデータ連携が求められる場合にも、「Connector Builder」は柔軟に対応できるため、ユーザー満足度の向上にもつながります。
TROCCOとは
TROCCOは、2,000以上の企業や団体に導入されており、ETL機能だけでなく、ワークフローや権限管理機能も搭載しています。これにより、データ活用のプロセスを自動化し、顧客のデータ利活用をサポートしています。ユーザーは、単なるデータ連携ではなく、データの収集・分析・ビジネスの意思決定に至るまでの一連の流れを支援されています。
まとめ
株式会社primeNumberは、TROCCOの「つなぐ」機能を強化するために、プロジェクト「CONNECT 100+」を立ち上げ、コネクタの拡充を進めています。新機能「Connector Builder」により、多様なニーズに応えるアプローチが可能になり、企業はあらゆるデータをビジネスの力に変えることができます。
詳細情報は、
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