金継ぎ認知度調査
2024-08-26 09:04:48

金継ぎ認知度は70%達成、伝統技術の魅力深掘りする調査結果

金継ぎの認知度、過去5年の進展を深掘り



株式会社つぐつぐが実施した第4回全国金継ぎ認知度調査2024が発表されました。この調査は、金継ぎという伝統的な技術の認知度を測ることを目的としており、2019年に創業した同社がコロナ期にも活動を続けてきた背景がうかがえます。調査には564人が参加し、2024年の結果では金継ぎの認知度が70.8%に達したことがわかりました。

調査の背景と目的



金継ぎは、割れた器を美しく修復するための技術で、近年再評価されています。つぐつぐは、2019年からこの分野での認知度向上を図るために調査を開始しました。当初は金継ぎの存在自体が知られていない状況であったため、その魅力を広めることで、金継ぎのニーズを明らかにしようとしたのです。また、過去調査のデータを元に、どのように認知度が推移しているのかを定量的に把握することも目的の一つです。

認知度の推移



2024年7月に行われた調査の結果では、前回の74%から少し下がりましたが、それでも金継ぎの存在を知っている人は約71%に達しました。男女別では、女性の認知度が75.5%で男性は64.1%と、依然として女性の方が関心が高い結果となりました。

年代別の認知度



年齢が上がるに連れて認知度が上昇する傾向があり、特に50代の認知度が高いことが示されました。この年代は、家庭で器を使うことが多く、割れた器を補修して使うニーズが高いことが影響しているかもしれません。調査では、4人に1人が思い入れのある破損器を保持していると回答したことからも、金継ぎの必要性が察せられます。

金継ぎの価値について



金継ぎを知っている人の中で、画像を見たことがあるという回答が多く、SNSの影響を受けていることがわかります。SNSでは金継ぎの美しい仕上がりが共有され、見たことがあるという人が多かった一方で、金継ぎについての理解が不足していることも明らかになりました。例えば、割れた器を保持している人の中で、金継ぎを知っている人の割合は30%に上る一方、知らない人は18%でした。

今後の展開とサービス



つぐつぐは、この調査結果をもとに金継ぎの理解度を深める活動を継続しています。特にSNSを通じた視覚的な認知度向上だけでなく、金継ぎの歴史や技術に関する情報発信にも力を入れています。金継ぎ修理は現在1年待ちの状態ですが、「金継ぎ検定」の導入により、修理を行える人を増やす取り組みも進めています。

結論



金継ぎは単なる修理技術ではなく、日本の伝統文化を継承するための重要な要素であるとつぐつぐは位置付けています。透明性の高い価格設定や、安心して利用できるサービスを提供することで、金継ぎの真の価値を広め、多くの人々に親しんでもらうことを目指しています。今後の活動にもぜひ注目していただきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

会社情報

会社名
株式会社つぐつぐ
住所
東京都渋谷区恵比寿2-21-2akikito apt. 1階
電話番号
03-6879-0940

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。