鉄道用モニター新発売
2025-10-02 16:10:00

EIZOが鉄道向け新型モニターを発売、効率的な運行をサポート

EIZO、鉄道向け新型モニター「DuraVision FDF1691W」を発表



EIZO株式会社は、11月26日に新しい鉄道車両搭載モニター「DuraVision FDF1691W」を発売すると発表しました。この製品は、ワンマン運行の導入が進む鉄道業界において、運転士による効率的な駅ホームの監視をサポートすることを目的としています。価格はオープン価格となっており、具体的な価格は店舗や販売店によって異なることが予想されます。

鉄道業界のニーズに応える新機能



近年、鉄道業界は運行体制の効率化と人手不足に直面しています。この背景から、運転士がドアの開閉や乗降確認を行う「ワンマン運行」が普及しています。しかし、こうした運行体制では、運転士がホームの状況を的確に把握し、安全を確保することが求められます。EIZOは、その10年以上の経験を基に、ホーム監視用モニターの技術を応用し、FDF1691Wを開発したのです。

主な特長



FDF1691Wは、耐環境性に優れ、各種鉄道車両規格に準拠しています。具体的には、振動試験や水防止試験、高温低温試験などに合格しており、鉄道車両の厳しい使用環境に耐える設計がされています。

さらに、800cd/m²という高い輝度を実現しており、明るい日差しの中でも明確に映像が見えるようになっています。オプティカルボンディング加工を施すことで、反射を最小限に抑え、表示面の強度も増しています。

使いやすさを追求したデザイン



デザイン面では、運転席に設置しやすい広視野角のIPSパネルを採用しています。これにより、どの角度からでも色味が変わりにくく、空間に応じた自由な設置が可能となります。また、ARコーティングにより外光の反射を減少させ,さらにAF加工で指紋が付きにくい工夫も施されています。

生産性向上のため、HDMI®入力端子を2系統、DisplayPort™入力端子を1系統備え、2系統の映像を同時に表示できるPbyP機能(Picture by Picture)を搭載。この機能により、駅ホームの幅広い映像を素早く確認することが可能です。

安全性への配慮



FDF1691Wには、赤や黄色のカラー強調機能を持ち、点字ブロックや車側灯が見えやすくなるよう調整できます。これにより、安全確認業務をさらに支援します。また、映像を回転させる機能が搭載されており、設置方向の自由度も高まっています。

環境への意識



EIZOでは企業理念として「映像を通じて豊かな未来社会を実現する」を掲げ、製品やサービスを通じて持続可能な社会の実現を目指しています。特に環境保護、気候変動への対応が重要な課題とされ、2040年までのNet Zero達成を目指す「低炭素移行計画」が進行中です。

試用可能なイベント情報



実際にFDF1691Wを手にとって見られるイベントは、2025年11月26日から29日まで開催される「第9回鉄道技術展」が予定されています。会場は幕張メッセで、鉄道技術の最新情報を知る良い機会となるでしょう。

まとめ



EIZOの新型モニター「DuraVision FDF1691W」は、鉄道業界の効率化と安全性を高めるための重要なテクノロジーを提供します。今後の鉄道運行における新たなスタンダードとして、益々の注目が集まりそうです。


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会社情報

会社名
EIZO株式会社
住所
石川県白山市下柏野町153番地
電話番号
076-275-4121

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